オ〇ニストによる音楽批評

Jaga Jazzist/Starfire

2015/09/05 02:34 投稿

  • タグ:
  • エレクトロニカ
  • プログレッシブロック
  • ジャズ
  • ポストロック



1. Starfire
2. Big City Music
3. Shinkansen
4. Oban
5. Prungen

ノルウェーはヴェストフォル県トンスベルグ出身のプログレッシブ/エクスペリメンタル/エレクトロニカ/ジャズ系大所帯バンドによる6th。結成20周年を超える計8名からなる前衛ジャズトロニカ集団の最新作であります。彼らの作品だと私は2nd「A Livingroom Hush」と4th「What We Must」しか聴いたことがないのですが、ジャズ×エレクトロニカをベースに様々な要素を織り交ぜながらダイナミックなバンドサウンドにてプログレッシブに構築していく、即ち近年メタル界隈を賑わせているアヴァンギャルド系統のバンドを数多く輩出しているノルウェーというお国柄がクッキリ現れた音楽性であると言えます。その割には妙に親しみやすいポップさも持ち合わせていて様々な界隈から一目置かれている存在だったりします。そんな前衛集団の約5年ぶりとなる本作「Starfire」はバンドの中心人物であり、卓越した演奏技術を持つLars HorntvethがLAへ活動拠点を移した際に感じたインスピレーションや風景などを反映させた作品となっていて、都会的な煌びやかなエレクトロニカをふんだんに取り入れた結果、同郷のTodd Terjeにも通ずる宇宙的な壮大なスケール感やニカ特有のミニマルな感覚を手に入れるに至ります。それは躍動感のあるリズミカルなドラミングや壮麗なシンセサイザーにて艶やかに電子飛び交う宇宙を作り上げていく表題曲の1. Starfireやアンビエンスな音使いでアコースティックに、徐々に神秘的なポストロック方面へと美しく鮮やかに転身する3. Shinkansenなどの楽曲を聴けば一目瞭然で、楽曲の長さは相変わらずなものの、過去作におけるプログレ的作風は鳴りを潜めています。ジャズ/クラブミュージックらしさが強まったかんじ。ちなみにミステリアスかつムーディな雰囲気を醸し出し、ストリングス効果によってクラシカルな聴き心地すらもたらしてくれる4. Obanが、国内盤ボートラでは同郷のTodd Terjeによってリミックスされたものが収録されていて、彼らしいニューディスコ風味な仕上がりのため原曲と聴き比べて見るのも面白いです。


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