オ〇ニストによる音楽批評

God Is An Astronaut/Helios | Erebus

2015/10/23 00:04 投稿

  • タグ:
  • ポストロック
  • アンビエント



1. Agneya
2. Pig Powder
3. Vetus Memoria
4. Finem Solis
5. Helios Erebus
6. Obscura Somnia
7. Centralia
8. Sea of Tree

アイルランド東部ウィックロー州出身のポストロックバンドの7th。GYBEやMogwaiといったポストロック界隈の重鎮バンドの後追いとして2002年にデビューし、そのスタイルも宇宙空間を彷徨うが如く浮遊的アンビエンス~ギターノイズによる荒々しい轟音を行き来する如何にもポストロックといった具合で、ポスト好きの間でも高い評価を得ています。しかし一貫した音楽性で着実に枚数を重ねる一方で、5th「Age of the Fifth Sun」ではけたたましい轟音は極力封印してシリアスで厳かなな雰囲気が包み込む神秘性を重視し過ぎていたり、6th「Origins」ではシューゲ的轟音ギターを豪快にかき鳴らすも静寂パートとの折り合いがイマイチで、クオリティ自体は高くともあまりのめり込むことは出来ませんでした。続く本作「/Helios | Erebus」も結論から言うと1st~3rdあたりの初期傑作群には及ばないわけですが、最近の二作と比べれば十分に聴ける内容に仕上がっており、静と動のコントラストが織り成すスペイシーなポストロックを聴かせてくれます。流麗かつメタリックなギターフレーズをかき鳴らし、エモ―ショナルに解放感を出していく1. Agneyaや後半パートにて豪快なスラッジを轟かせる3. Vetus Memoriaからしてメタリックな轟音と美しい叙情性が交差したハードなサウンドを展開する安定の楽曲なのだが、アトモスフェリックな浮遊感を際立たせ、奥行きのある穏やかな静寂にどっぷり酔い痴れることが出来る4. Finem Solisや6. Obscura Somniaの方が私は惹かれるかんじ。更に言うなら7. CentraliaにてDjentらしいギョンギョンリフを披露してるのが中々新鮮だったり。と言った感じで程よく初期路線に回帰しつつも静寂パートに磨きを掛けた上で上手にバランスを取った作品で、ポストロック系統が好きなら十分楽しめる好作かと。



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