オ〇ニストによる音楽批評

Steve Von Till/A Life Unto Itself

2015/08/10 23:38 投稿

  • タグ:
  • アンビエント
  • フォークロック
  • ネオフォーク
  • アコースティック



1. In Your Wings
2. A Life Unto Itself
3. A Language Of Blood
4. Night Of The Moon
5. Birch Bark Box
6. Chasing Ghosts
7. Known But Not Named

USはカリフォルニア州アラメダ郡オークランド出身のシンガーソングライターによる4th。今は亡きIsisと共にポストメタル界の礎を築いたバンドNeurosisのメンバーであるSteve Von Till氏のソロ作品であります。いつも見て下さっている方ならご存じの通りポスト/アトモス系メタルは筆者の好物の一つで、勿論Neurosisの作品も主要所は全て聴いているつもりなのですが、ソロ作品の方は今作で初めて触れることになりました。元のNeurosisというと、スラッジーな轟音を中心に混沌とした精神世界を静と動のコントラストに乗せて描き出すポストメタルを得意としますが、ソロで聴けるのはそれに準ずるスタイルとは全く違い、近年のEarthを彷彿とさせる哀愁溢れる孤高のダーク/ネオフォークで枯れた音色がポロリと爪弾かれる渋さ極まる一枚に仕上がっている。全編通して独特の味わいと風情を持ったフォークサウンドで、古めかしきアメリカーナやアンビエンスな音使いまでとにかく落ち着いた佇まいをキープし、悠久の時を奏で続ける。そんな中での聴き所は後半部分で、哀愁感漂わせるアコギの音色に年季の入った枯ヴォーカルが合わさり更に渋み成分を増していく5. Birch Bark Boxから揺らぎのあるフォーキーなメロウさ光る6. Chasing Ghostsが深い余韻を残してくれる。といったかんじで、本家とはだいぶかけ離れた音を鳴らしているが、近年Earthの静謐なサウンドも聴けるのであれば十分楽しめる作品ではないでしょうか。


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