オ〇ニストによる音楽批評

The Neal Morse Band/The Grand Experiment

2015/05/18 23:51 投稿

  • タグ:
  • プログレッシブロック
  • ハードロック
  • シンフォニック



1. The Call
2. The Grand Experiment
3. Waterfall
4. Agenda
5. Alive Again

USはテネシー州ナッシュビルにて結成されたシンフォニック/プログレッシブロックバンドの最新作。バンド名義では1st。Flying ColorsやTransatlanticなどのプロジェクトを掛け持ちながらソロでも多作という凄まじい制作意欲を見せるNeal Morse氏による作品で、今作からはThe Bandがくっついた形となっています。最早お馴染みトリオとなったMike Portnoy(Dr)とRandy George(Ba)の名前に加えて、Bill Hubauer(Key),Eric Gillette(Gt)を加えた5人体制であることからソロ作であるもののThe Bandを付け加えたのではないでしょうか。本作のポイントの一つであるスタジオでのセッション方式によってレコーディングされたことが挙げられるだろうけど、まず聴いて思ったのは、去年のFlying Colors「Second Nature」同じで、本家Transatlanticらしさが強くなったこと。つまり数々のプロジェクト含めNeal Morse臭全開のロマンに満ちたシンフォプログレ絵巻ってことで、流石に全ては追えていませんが、それなりに彼の音楽に触れている身としては、新鮮味は薄いものの安心してラストまで聴けます。

コーラスから幕を開け、メロディアスハード級の爽快さやキャッチーなメロディによる彩り豊かで起伏に富んだ展開はNeal Morse節炸裂で、時にエッジの利いたハードなギターや畳み掛けるようなテクニカルなフレーズまでお見事な1. The Callから抜群の構築センスを披露、ホントにセッション方式から生まれたものなのか疑いたくなるくらい良い出来です。Kansasを思わせる解放感溢れるアメリカンなハードテイストの表題曲2. The Grand Experiment、他楽曲とは違い、アコギやフルートなどの楽器によるしっとり繊細な音作りな3. Waterfall、そして様式美のようにラストに配置された超大曲5. Alive Againへ。スケールの大きなシンフォニーから始まり、DT譲りの超絶技巧なソロパートやGenesisあたりに通ずる高揚感が得られるポップセンスやドキャッチーな歌メロによるプログレハード風味等を巧みに織り交ぜながら、終盤の大団円に向けてスケール感や爽快さ/ポジティブ感を徐々に高めていくTransatlanticらしい〆でございます。てなかんじで王道的なシンフォ(ハード)プログレつまりいつも通りの作風=往年のファンであれば安心して聴ける作品でしょう。ちなみに本作Transatlanticでもよくあるように未発表音源3曲にライブ音源2曲が収録されたDisc-2やドキュメンタリー映像が収められたDVDも付属、本編に負けず劣らずの良内容なので余裕があればソチラをオススメします。


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