オ〇ニストによる音楽批評

Allegaeon/Elements Of The Infinite

2015/03/14 23:23 投稿

  • タグ:
  • メロデス
  • テクニカルデス



1. Threshold Of Perception
2. Tyrants Of The Terrestrial Exodus
3. Dyson Sphere
4. The Phylogenesis Stretch
5. 1.618
6. Gravimetric Time Dilation
7. Our Cosmic Casket
8. Biomech II
9. Through Ages Of Ice – Otzi’s Curse
10. Genocide For Praise – Vals For The Vitruvian Man

USはコロラド州フォート・コリンズ出身のテクニカルデス/メロディックデスメタルバンドの3rd。リスナー兼コミュリンクもしてるメロデサー兼アニメ/声優オタの和男/中川氏のメロデスベストの記事にて紹介されていて聴いてみたくなった次第。このAllegaeonというバンド、Metal Blade所属の時点で質は十分に保証されているわけですが、メロデスを聴いててもっとカッチリとしててテクニカルなものはないのか?と探してる方に打ってつけの音楽性、つまり初期Arsisみたいなメロディ抑えめな硬派さが売りです。でもテクニカル一辺倒になるわけでもなく取っつき易さは残してあるという絶妙なバランス加減はなんというか上手い。尚、今作からGtとDrが交代していて、ミックス/マスタリングにはCattle DecapitationやInferiなんかを手掛けるDavid Otero氏が担当している。

Septicfleshのような緊張感で張り詰めたオーケストレーションによるイントロからカッチリとしたテクニカルな演奏を基本にピロピロと弾きまくるギターを要所要所で披露する1. Threshold Of Perception、モダンメロデス的な馴染みの良いキャッチーさと程よい疾走感を意識した本作中で最もメロデス然としている3. Dyson Sphere、泣きの流麗なギターパートやリズミカルなノリ、デスコア調など様々に転調しながらも上手くキャッチーにまとめた5. 1.618も良曲で、各メタルジャンルのパロディやってるPVも中々にウケる。Crabmetalとかね。他にもグルーヴィなへヴィ感やデスラッシュばりのスピーディさなど目まぐるしいまでのテクデス展開を見せる7. Our Cosmic Casketやストリングスを生かしたイントロからカッチリ硬派な演奏に鋭いシュレッドや叙情性、デスメタリックなブルータリティまでギュッと凝縮した大曲10. Genocide For Praise – Vals For The Vitruvian Manなどカッチリとした硬派なメロデスとテクニカル感が見事に調和して聴き疲れしない見事なバランスを作り上げている。それに加え、この手のサウンドに在りがちなテクニカルバカってかんじではなく、あくまで曲で勝負しているというのも好感が持てますね。フックの利いた豊富な展開もお見事。唯一圧倒的なキラー曲に恵まれていない点は気になりますが、本作の高い完成度の前には些細なことでしかないかと。てなかんじでテクニカル要素強めなメロデス作品で、メロデス/テクデス両者のリスナーにウケるかは正直謎ですが、純粋にカッコいい良作には違いないです。


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