オ〇ニストによる音楽批評

Woccon/Solace In Decay

2015/03/18 22:09 投稿

  • タグ:
  • メロデス
  • ドゥームメタル



1. Intro
2. Giving Up The Ghost
3. Atrophy
4. This Frozen Soil
5. And The World Wept
6. Impermanence
7. Valadilene
8. An Enduring Remorse
9. Behind The Clouds
10. Wherever I May Be
11. Wandering

USはジョージア州アセンド出身のメロディックデス/ドゥームメタルバンドの1st。ゴシック/メロドゥーム界隈というとDraconian/Swallow the Sun/Daylight Dies/Saturnusなど決して数は多くないものの良質なバンド揃っていて、最近だとEnshineあたりが話題になったのが記憶に新しいかと思います。そんな界隈に見事仲間入りを果たした2011年に結成のWocconなるバンドも上記のバンド群をお手本にしたようなダークなメランコリック性が売りのメロドゥームを基本にアグレッシブなメロデス要素を加えた音楽性はやはり惹かれるものがあった。ちなみに現在ヴォーカルを務めるTim Rowland氏はイタリアのゴシックメタルバンドVarkiriaのメンバーだったりもする。

長めの1. Introを挟んで、儚くも美しい北欧バンド顔負けのメランコリーや哀愁成分...そしてメロデスらしいアグレッション生かしたメロドゥーミーな展開な2. Giving Up The Ghostから中々の良曲っぷりで、続く3. AtrophyではGhost Brigadeの最新作の影が過る俄然メロデス然とした曲。他にもメロデス×メランコリック/ドゥームな6. Impermanence、今は亡きNovembre直系の蒼く切ないメロディを基本にゆったりとたゆたうように進行する9. Behind The Clouds、そしてラストに控えた唯一の大曲11. Wanderingでもあざとさすら感じる美メロを意識したメロデスドゥームに徹している。とてもUS産のバンドとは思えない北欧臭を放ち、上記のバンド群から影響を受けたであろうことは一目瞭然で、好き者には堪らない音楽性であろう。しかし一番近いであろうGhost Brigadeの新作同様に既聴感/物足りなさを感じて、破滅的な絶望系でもなく、Opeth系=メリハリ厨/幽玄な世界観が描けているわけでもない、つまりどっち付かずな半端モノ感を感じてなんとももどかしい気持ちで一杯だ。尺のコンパクトさもあって余計にあっさり聴き通せてしまったことも含めて、結論としては現段階ではフォロワーの域に留まっているとしか思えなかった。そんなかんじでやや酷評してしまったが、デビューフル作としては質の高さ的には上々の出来には違いないし、化ける素養は持ち合わせていると思うので今後に期待したい。

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