オ〇ニストによる音楽批評

Skyharbor/Guiding Lights

2015/02/17 23:41 投稿

  • タグ:
  • Djent
  • ポストロック
  • オルタナティブメタル
  • アンビエント



1. Allure
2. Evolution
3. Idle Minds
4. Miracle
5. Halogen
6. New Devil
7. Patience
8. Guiding Lights
9. Kaikoma
10. The Constant

インドの首都ニューデリーを拠点に活動するDjent/プログレッシブメタルバンドの2nd。インド人ギタリストKeshav Dharを中心に元Tesseract(最近復帰)のDaniel TompkinsやMarty Friedman関連の面子が集まった多国籍DjentバンドとしてDjentlmen達から一目置かれている。そんなSkyharborの魅力と言ったらゴリゴリのDjentリフや変態成分ではなく、オルタナ系プログレメタル的な聴き心地や洗練された浮遊空間にあり、デビュー作「Blinding White Noise: Illusion & Chaos」でもアトモス系Djentを展開、錚々たるゲスト陣を招集もあってか結構話題になりました。続く本作でもKarnivool/Dead Letter Circusなどのオージー産オルタナへヴィ勢やインスト系DjentのトップAnimals As Leadersを手掛けたForrester Savellをミックス/マスタリングに起用、ゲスト扱いだったDaniel Tompkinsを正式加入させ、きめ細やかなクリアさに磨きをかけた美麗なProgDjentを作り上げました。

デジタル風味がクール&キャッチーなオルタナ系プログレメタルな1. Allureを挟み、Djentらしい刻みリフとポストロックらしい浮遊感を持ったメランコリックなDjent曲2. Evolutionの流れから掴みは上々で、私自身Tesseractの1st以来となるDanielの歌唱力Upも目覚ましくエモ―ショナルに突き抜け、解放感のあるクリーンヴォーカルは絶品の一言。空間を彷徨うアトモスフィアなイントロから程よく変則を付けながらオルタナテイストでカッコよくキメる3. Idle Minds、メリハリの効いた楽曲展開を見せ、やたら意識高めなアンビエントからスタイリッシュに攻めに転じる4. Miracle、Karnivool等のオルタナへヴィ系に通ずるモダンへヴィネスを華麗/テクニカルに轟かす6. New Devil、幻想的なひんやり冷水を浴びてるかのようなアトモス系歌モノナンバー7. Patience、続くタイトルトラック8. Guiding Lightsでもポスト/アトモスへの挑戦が色濃く見えてきます。日本語のナレーションが入った9. Kaikomaを超えて、モダンへヴィ×アトモスによるスケール大きめな大曲10. The Constantまで変幻自在に音響空間を操り、表現豊かに彩りを加えた洗練を極めたと言える内容でした。

世界中から注目を浴びたデビュー作と比べると明らかにDjent成分が削ぎ落されていて、よりポストロックやオルタナティブメタル寄りの作風となっていることが分かる。そのアトモス的な浮遊感/空間作りや楽曲の構築センスの強化は著しく、Post-Djentなんて呼ばれているのも至極納得のサウンド。特に7.を聴けば顕著。正式加入に至ったDanielの成長っぷり、そしてオルタナテイストなDjentとの調和性も異常なほど良い。しかしゴリゴリとしたDjentらしさを求めると肩透かしを喰らうのも確かで、圧倒的なキラーが生めていないのも前作と同様なことからあと一歩突き抜けた何かを欲してしまうが、この高水準の楽曲の前では失礼に値するかもしれないですね。ということで、よりオルタナ/ポスト方面へ突き進んだ今作もオススメです。



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