オ〇ニストによる音楽批評

Reek/Necrogenesis

2014/11/21 03:22 投稿

  • タグ:
  • スラッシュメタル
  • プログレッシブメタル
  • アンビエント



1. The Sound Of Decadence
2. Violent Winterlight
3. Hypochondriac
4. Ethereal Shadows
5. Landscapes Of Elysium
6. Human Condition
7. Pernicious Gerontophiliac Commitment
8. Babidi Resurrection
9. Scions Of The Void

スペインはカタルーニャ州サバデイ出身のプログレッシブ/テクニカルスラッシュメタルバンドの1st。何気なくBandcamp漁りしてたときに見つけたバンドなんですが、NYPで公開とは思えないくらい高クオリティかつプログレッシブなスラッシュメタルやっててカッコよかったので紹介です。2011年結成と新人スラッシャーReekとなるバンド、そこまで熱心にスラッシュメタルを聴かない私が何故気に入ったのかというと、スラッシュらしい疾走感は程々にテクニカルな演奏技術に加えてプログレッシブな展開で聴かせる通好みな音楽性で、テクニカルスラッシュ若手筆頭Vektorに通ずるナニカを感じ取ったからであります。ちなみに本作のバック陣営も豪華で、活動休止を発表したスウェーデンのポストメタル集団Cult Of LunaのギタリストMagnus Lindbergがマスタリングを担当。ゲストにはSeason Of Mistと契約を結んだ同郷のプログレメタラーObsidian Kingdomの面子が参加していたりと完全にポスト/プログレ側の連中がサポートしてる時点で察しですよね。

溜めのイントロを挟んでアグレッシブに疾走開始、程よく緩急を付けながら流麗な泣きのソロパートでまとめに掛かるストレートなスラッシュナンバー1. The Sound Of Decadence、Megadath/Voivodなどのインテレクチュアルなフレーズを披露しつつ、後半では本領発揮と言わんばかりにスピーディかつ超絶テクニカルな変態プレイを披露する2. Violent Winterlight、もろにVektorを彷彿とさせる展開の曲で、ジワリとミドルテンポで進行~合図と同時に爆走の流れへ持っていく3. Hypochondriac、完全インストとなっている5. Landscapes Of Elysiumでもキレのあるテクニカルなギタープレイを見せており、メロディアスな泣きのフレーズも堪らなく好みです。続く6. Human Conditionではモロにプログレ寄りのスラッシュメタルやってて、先の展開の読めない変態っぷりなのに妙に癖になるかんじは正にVektor瓜二つだ。ラストを飾る9. Scions Of The VoidではObsidian KingdomのIsam Alegreがヴォーカル/キーボードで参加した12分弱の大曲、聴き所は何と言っても4分超えたあたりの幽玄な静寂~発信音を鳴らしながらのポストメタルばりの轟音をかき鳴らす。そして宇宙空間を彷徨うが如くアンビエンスな終わり方なんか見てもとてもスラッシュやってるバンドとは思えない演出だけど実に秀逸だと私は思う。

何の予備知識もないまま聴いた本作ですが、想像以上に私好みのプログレッシブなスラッシュメタルやっててツボりました。知的な要素の強いタイプは割と存在しているかもしれませんが、ここまでプログレ意識の高いスラッシュメタルバンドはそうは居ない気がします。特に9.のアンビエントやスラッジ―な轟音パートなんかその意外性にビックリした。まぁCOLのMagnus Lindbergが関わっていると後から知った時点でそういうことかってなったけどwかと言ってスラッシュメタルとして温いということは一切無く、ハードコア直系の前のめりな疾走/キレのあるリフ/メロディアスに泣かせるソロと十分スラッシャーを満足させる要素は満たしています。という高いポテンシャルを秘めていることからして次作あたりでどっか大手レーベルと契約って流れも普通にあると予想できますね。ということでちょいと癖のあるテクニカルなタイプのスラッシュメタルが好きならオススメしたいです。ベスト候補。

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