オ〇ニストによる音楽批評

Harakiri For The Sky/Aokigahara

2015/03/05 21:49 投稿

  • タグ:
  • ポストブラック
  • アトモスブラック



1. My Bones To The Sea
2. Jhator
3. Homecoming : Denied!
4. 69 Dead Birds For Utoya
5. Parting
6. Burning From Both Ends
7. Panoptycon
8. Nailgarden
9. Gallows (Give'em Rope)

オーストリアの首都ウィーン出身のブラックゲイズ/アトモスフェリックブラックメタルバンドの2nd。ソングライティング等を手掛けるM.S.氏とヴォーカル担当のJ.J.氏の二人から成るバンドで今作が聴くの初めてとなるのですが、ジャパンリスペクトなバンド名や「Aokigahara」なんてタイトルを掲げているだけあってか日本人好みのメロウなデプレ系ポストブラックで、これが中々の良内容。冒頭の1. My Bones To The Seaから悲愴的なフレーズを垂れ流し、続くSeiuche(Fäulnis)が参加した2. Jhatorでは、Vallendusk級の開き直ったくらいにあざといエピックさを見せつける序盤からド肝を抜かれるんだが、徐々にHeaven In Her Armsみたいな激情系ブラッケンハードコアへと移り変わる様にはやはり興奮を覚えずにはいられない。他にもLifeloverが如く都会系デプレな3. Homecoming : Denied!やPlague(Whiskey Ritual)参加のアグレッシブさと美しいメロディが同居した4. 69 Dead Birds For Utoya、そして中盤の山場となるお腹一杯なくらいに美トレモロを奏で続ける5. PartingとTorsten(Agrypnie)参加のメランコリックな叙情性が堪らない6. Burning From Both Endsなど高品質でエピックなポストブラックナンバーが揃った美味しい一枚だ。本作、ポイントとなる点は間違いなく豪華なゲスト祭りなんだろうけど、あざといまでのメロウさ/叙情性にガチ過ぎないデプレ成分がやはり光っていて、楽曲展開なんかもプログレとまではいかないもののなかなかの構築性を持っていて気に入った。てなかんじで、エピック感とほんのりとデプレッシブな要素が沁み込んだ今作はやはりポストブラ厨のツボを突いてくる美味しい内容なので好きならチェックして損はないはず。


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