オ〇ニストによる音楽批評

Julianna Barwick/Nepenthe

2014/02/27 03:05 投稿

  • タグ:
  • ドリームポップ
  • アンビエント



1. Offing
2. The Harbinger
3. One Half
4. Look Into Your Own Mind
5. Pyrrhic
6. Labyrinthine
7. Forever
8. Adventurer Of The Family
9. Crystal Lake
10. Waving To You

USはNYブルックリンで活動するドリームポップ/アンビエントミュージシャンの3rd。いつのまにか州の名前アルバム出すの止めちゃったインディ界の大物Sufjan Stevensのレ―べルAsthmatic Kittyからリリースされた傑作2nd「The Magic Place」は壮麗な幻想の森へようこそ!な彼女が独自に作り出すスピリチュアルな世界、それこそ現世離れしたような一枚でピッチなどの海外メディアからも絶賛されていました。で、リリースがインディ系統を数多く出しているDead Oceansへと移籍し、Sigur RósのプロデューサーでありそのヴォーカリストJonsiとタッグでアルバムも出したことのあるAlex Somersを迎え、アイスランドはレイキャヴィークにてレコーディングされた本作「Nepenthe」は、前作の壮麗さを更に洗練させ果てしなく広がっていくような神秘的な音世界を追求した美しい作品に仕上がっていました。

初っ端壮麗極まりない浮世離れした展開でもって天へと羽ばたけそうな勢いすらある1. Offing、アンビエンスな流れから徐々に揺らぎのあるメロに乗せ、ふわ~トロ~と天に召される曲で〆の儚げシガロス的なピアノの旋律がより一層心を安らげていく2. The Harbinger、ぼそぼそっとだが彼女が歌声を披露するインディポップ然とした感覚すらある3. One Half、荘厳さを一層強め北欧的な透明感でもって壮大に展開する4. Look Into Your Own Mind、Grouper直系のアンビエンス要素を取り入れ、Amiinaによるクラシカルなストリングスがより幽玄な世界観を作りだしている5. Pyrrhic、神秘的な雰囲気を保ちながらアンビエント的なアプローチで聴かせる6. Labyrinthine、タイトルとおり永遠にこの幻想世界に浸っていたいなぁと思わせてくれる7. Forever、優雅なストリングスでまったりと展開しJulianna Barwickと言う名の聖女の歌声に癒されっぱなしの8. Adventurer Of The Family、子守歌のような聴き心地で安らかにスヤァと逝ける9. Crystal Lake、抑えめな静寂パートで終わる10. Waving To Youと相変わらず天に召されてしまえな容赦のない壮麗音楽やっててました。

やってることは前作とほぼ同じで壮麗な音のシャワーを耳から取り込んで~な内容なわけだけど、今までのぼっち体勢とは違いアイスランドの有名グループらしいAmiina、MumのギタリストRobert Sturla Reynissonをゲストとして迎えている。「The Magic Place」は一人で制作したこともあってか孤独や静けさを感じることが多かったが、今作はそのゲスト陣の影響からかほんのりだがポストロック的な要素が合わさりシガーロス直系の包み込まれる感覚が強くなっています。弦楽器やらピアノの導入率が増えたのがその一因か。つまり今までの壮麗さを保ちつつも、グッと視野を広げた挑戦的な彼女の成長が見れる作品ってことね。というわけで壮麗な音のシャワーを浴びてリラックスしたいなっていうお疲れ気味の方にオススメな一枚です。



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