オ〇ニストによる音楽批評

Darkside/Psychic

2014/02/05 00:18 投稿

  • タグ:
  • エレクトロニカ
  • アンビエント



1. Golden Arrow
2. Sitra
3. Heart
4. Paper Trails
5. The Only Shrine I've Seen
6. Freak, Go Home
7. Greek Light
8. Metatron

US産エレクトロニカ/アンビエント系プロジェクトの1st。かのPitchfolkでもいきなり9.0と高得点を叩き出していたことから気になっていた人も多そうな2011年発表のデビューアルバム「Space Is Only Noise」で一躍脚光を浴びたNicolas Jaarとジャズ界隈で活躍しているべーシストで、彼のライブにおいてはギターで参加しているDave Harringtonとタッグを組んだプロジェクトDarkside。でその気になる音楽性というのは緊張感を張り巡らせ、必要最低限でゆらゆら~と鳴らされるJaarのニカ/アンビエントの世界観はそのままに、脱力感のあるDaveのギターを程よく織り込み、瑞々しいアートワークのようなチルウェイブばりのリラクゼーション効果を体感できるゆるふわ癒し音響を作り上げています。

緊張感で張り詰めたアンビエンスから始まる初っ端10分超えの大曲1. Golden Arrowからその癒し音響は繰り広げられており、ダウナー系のスペイシーな電子音をベースに徐々に壮麗な音の広がりを見せていく。まったりニカにブルージーなギターを絡める3. Heart、ちょい渋でファンキーなノリがカッコいい曲でJaarの呟くようなヴォーカルも実にマッチしている中盤の山場と言える良曲4. Paper Trails、手拍子による呪術的なイントロからミニマム系統~アンビエントな5. The Only Shrine I've Seen、Nicoras Jaarのデビュー作にあったミニマムな感触と気持ちの良いビートを同居させた6. Freak, Go Home、不安感を煽るようなダークなアンビエント7. Greek Lightを挟みジュクジュクとした暗めのダウナー曲でトリップしちゃうこと必須な8. Metatronという流れで深く染み渡るダウナー系ニカ作品でした。聴き込めば聴き込むほど味の出てくるスルメな一枚で、初め通して聴いたときは相変わらずの雰囲気モノですな~とボヤっとした印象しか残りませんでしたが、そのうちずぶずぶとハマっていってましたね。Jaar名義の作品にはなかった音の躍動感や鳴り響くギターは思いのほか気に入りました。本来のアンビエンス/ニカのみのNicolas Jaarが好きだった人にとっては程よく鳴らされるギターが目障りに聴こえるかも懸念はあります。でも本作が初ということなら何の違和感もなく聴けるでしょうし、むしろ揺らぎのあるギターの旋律が取っつきやすさを増す要因にもなり、割とすんなり受け入れられるのではないでしょうか。年間ベストにもひょっこり入れましたね。



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