オ〇ニストによる音楽批評

Eluvium/Nightmare Ending

2014/02/19 21:44 投稿

  • タグ:
  • アンビエント
  • クラシカル
  • ポストロック



[Disc1]
1. Don’t Get Any Closer
2. Warm
3. By the Rails
4. Unknown Variation
5. Caroling
6. Sleeper
7. Envenom Mettle

[Disc2]
1. Chime
2. Rain Gently
3. Impromptu (For the Procession)
4. Covered In Writing
5. Entendre
6. Strange Arrivals
7. Happiness

USはオレゴン州ポートランド出身のモダンクラシカル/アンビエント/ドローンアーティストの6th。Matthew Cooperによるプロジェクトであり、過去にJesuとスプリットを出したこともあるらしい。そんなJesu同様に優しくも曇ったかんじのシューゲイザー系統の音をバックにアンビエントや荘厳なクラシカル要素をほんのりと注入した作風で無限に広がる牧歌的な幻想世界を形成してる。ちなみに本作にはYo La TengoとExplosions In The Skyのメンバーがゲスト参加。

まずは[Disc-1]からですね。Jesu直系の曇りかかったシューゲ要素を最低限の音で表現し優雅な音世界をゆっくりと形成していく1. Don’t Get Any Closer、その流れを引き継ぎ揺らめく光彩が聴く者を温かく包み込むようなアンビエント曲2. Warm、ちょいとシューゲ寄りな作風に接近する4. Unknown Variation、美麗なピアノの旋律が耳に優しい5. Caroling、ポストロック的な壮大で煌びやかな輝きを見せる7. Envenom Mettleという少ないながらもポストロックな展開が見られる作風で〆たのは良かったですな。続いて[Disc-2]へ。ぐわーんと優しい轟音でノイジーな1. Chimeからガチなアンビエンス空間を彷徨いながら次第に強くなる轟音の雨の洗礼を受けることとなる2. Rain Gently、優しいピアノをフューチャーした3. Impromptu (For the Procession)、静寂からゆったり動き出し動へと発展するアンビエント版Mogwaiのような4. Covered In Writing、再びピアノライクな5. Entendre、程よい喧騒音が鳴るGrouper直系の6. Strange Arrivals、ミニマムな要素を取り入れ繊細な美旋律でこの二枚組のトリを飾る7. Happinessといつもの超温い曲解説すら必要ないんじゃねーかと思うほど全編ゆらゆらした荘厳なアンビエントを展開する睡眠導入盤でした。

ゲストでインディ界隈やポストロック界隈のバンドメンバーが参加ということもあってか雄大でかつ美麗な揺らめきなども挟まれますが、これはあくまでアンビエントなんだなとトータルで聴いて実感。極上の優雅な空間に耳を傾ければ癒しそのもので天上に上っていくかのような気分にもなれるような気もする。そうは言ってもアンビエンスな曲群がディスク2枚約80分ゆらーり流れていくもんだから普段からポスト/アンビエント系統に慣れていない方からすると退屈に感じてしまうかもしれない。曲の展開も上記で書いたとおりあまりないですが、これがアンビエントって音楽だと言われればそうですねと頷くしかない。私も寝るときのお供に時々聴いていますが、最後まで聴けた試しがなくスヤァっとイってしまうかんじで。とまぁ、荘厳でかつ優しく包み込まれるようなアンビエント作なので浮遊感の強い浸れる音楽等好きな方はどうぞ。



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