オ〇ニストによる音楽批評

Chelsea Wolfe/Pain is Beauty

2013/12/07 04:20 投稿

  • タグ:
  • ダークウェイブ
  • アンビエント
  • クラシカル
  • ダークフォーク



1. Feral Love
2. We Hit A Wall
3. House of Metal
4. The Warden
5. Destruction Makes the World Burn Brighter
6. Sick
7. Kings
8. Reins
9. Ancestors, the Ancients
10. They’ll Clap When You’re Gone
11. The Waves Have Come
12. Lone

USはカリフォルニア出身のゴシック/ダークウェイブ系シンガーソングライターの4th。先日レビューしたRussian Circlesの「Memorial」のラスト曲でゲスト参加してた方です。デビュー以降精力的に新作をリリースしており早くも四作目となる本作。前々から気にはなっていたものの聴くのは初めてで、一聴してみたところゴシック風味で若干レトロな感触を持ったメンへラシンガーソングライターってかんじ4ADのアーティストともそれなりに被る音楽性。そのためよく比較されているPJ HarveyやZola JesusなんかよりはDead Can DanceやCocteau Twinsあたりに近いかと思われます。

霧掛かったようなモコモコした質感、そして気だるく妖艶な歌声がThe XXのような洗練を重ねた1. Feral Love、Beach Houseを鬱らせたようなぼやっとした光の中に内側に底ははかとない闇が広がる2. We Hit A Wall、怪しくも緩やかな癒しフォークな3. House of Metal、乾いたようなインダストリアル的なリズムを刻みながらオーガニックな雰囲気を醸し出した楽曲の上を厳かにボソボソと呟くように歌う4. The Warden、インディローファイのような気だるい雰囲気の5. Destruction Makes the World Burn Brighter、静謐系ゴシックのようなホラーサウンドにニカニカしい要素を混ぜ込んだ6. Sick、エコーのかかったようなヴォーカルにヘンテコなリズムを徐々に大きくしながら刻む一風変わった曲7. Kings、幽玄なアンビエントで聴かす8. Reins、前曲の流れと同じくアンビエントっぽい曲調から浮遊感のあるダークウェイブへと変化する9. Ancestors, the Ancients、落ち着きのあるフォーキッシュなアコギを中心とした10. They’ll Clap When You’re Gone、アルバムの中で唯一8分超えでゆったりと部屋に入り込む日差しを憂鬱に浴びているような気分になる曲でクラシカルな演出も良い11. The Waves Have Come、ラストは透明感のあるダークアンビエント12. Loneとアルバム全編に渡り暗く怪しくも優しい対極の音楽を徹底して作り上げていました。彼女の歌声は妙にエコー掛かったようなもこもことしたタイプで決して馴染みの良いタイプではないが、ダークウェイブ系統の音楽との相性は抜群で妖艶な世界観を表現するのに大いに生かされていて、聴いた当初はその怪しさに少し引くくらいでしたが、ゴシック/ダークウェイブ系統のハマると抜け出せない感に見事引っ掛かったかんじです。今作にはレトロな感触のある曲もあり、そこも変にノリが良いため変な気持ち悪さが強く出ているなと感じた。とは言え決してそこらの歌モノなんかとは違い、聴いた後の何とも言えない後味の悪さが聴くものを選ぶでしょうね。その点は注意してほしい。上記で挙げたアーティストやダークウェイブ/暗いシンガーソングライターが好きって人にオススメしたいです。あとドロンジョ的な彼女のドSなルックスに惚れた方もどうぞ。




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