オ〇ニストによる音楽批評

Apocynthion/Sidereus Nuncius

2013/10/25 11:17 投稿

  • タグ:
  • ポストロック
  • ポストブラック



1. Tycho Magnetic Anomaly One
2. Redshift
3. Nothing Important Happened Today - Part 1
4. Nothing Important Happened Today - Part 2
5. MDSCC
6. 33.675° N, 106.475° W
7. Redux

スペイン産ポストブラック/アトモスフフェリックブラックメタルバンドの1st。このバンドも先日紹介したVallendusk同様コアなポストブラック専門レーベルPest Productionsさんからのリリース。ちなみにこのアトモスなオサレジャケはLes DiscretsのFursy Teyssier氏ってことで内容も想像通りのふわふわっとした繊細で雰囲気ムンムンのポストブラック厨歓喜な内容となっています。にしてもFursy Teyssier氏はアートワークの他自身のLes DiscretsやGhost BrigadeのPVも手掛けている上にイケメンというね。

Alcest系遊牧民ポストブラックやってのけるアトモス厨がにやにやの10分超え大曲2. Redshift
からその典型を鳴らしています。Amesoeurs的な冷徹な孤独感溢れるサウンドを垂れ流す3. Nothing Important Happened Today - Part 1、美麗系ポストロックな流れの4. Nothing Important Happened Today - Part 2、悲壮感を出しつつも叙情的なトレモロリフで一気に泣かせに来る5. MDSCC米ニューメキシコ州で人類最初の核実験が行われた場所のようでこれと同じ型の原爆が長崎に落ちたという意味心なタイトルの付いた語り入りアンビエント6. 33.675° N, 106.475° W、再びポストロック的な流れのノスタルジック哀愁ポストブラックやってる7. Reduxとこの手の音楽好きのツボを見事に心得ているであろう内容でした。美麗なポストロックにブラッキーなトレモロや絶叫を加える実に理想的なポストブラックをやっていました。それこそデビュー作でこの出来なのだから余計に驚く。あくまでこのバンドはドス黒いAltar Of Plague(先日解散)のようなタイプではなく、ポストロックとアトモスブラックの中間地点くらいのポストブラック聴き始めたばっか的な方にも優しい仕様となっている。ただし、どの曲も大作志向である上にどちらかというと雰囲気モノ的な感覚が強いことから案外2. Redshiftだけでもう満足しちゃう人も居そう。それに大作志向過ぎて曲に深みをそこまで感じないのもマイナスか。コレ系には甘めな私でも後半あたりになると幸福感で充ち溢れ過ぎててお腹一杯になってしまいましたしね。なので次作はこの無駄を如何に擦り減らせらし、より濃い内容で勝負出来るかで決まってきそう。高い楽曲構築自体は見事なので、それこそLes Discretsの2ndのように化けてくることを期待したい。

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