オ〇ニストによる音楽批評

Altar of Plagues/Teethed Glory and Injury

2013/06/04 21:03 投稿

  • タグ:
  • ポストブラック
  • アトモススラッジ
  • ポストメタル



[Disc 1]
1. Mills
2. God Alone
3. A Body Shrouded
4. Burnt Year
5. A Remedy and a Fever
6. Twelve Was Ruin
7. Scald Scar of Water
8. Found, Oval and Final
9. Reflection Pulse Remains

[Disc 2]
1. Watchers Restrained(Ben Frost remix)
2. Watchers Restrained(CLOAKS remix)
3. Watchers Restrained(LACUSTRE / YEAR OF NO LIGHT remix)

アイルランド産ポストブラック/ポストメタルバンドの3rd。前作「Mammal」は他のポストブラック勢のようなアトモスちっくな要素ほぼ皆無の本気のポストブラックやってて、当時まだAlcestとかLiturgyとかFenなどのブラックメタルと呼べるか微妙な立ち位置のポストブラックしか知らなかった身として相当インパクトを与えられた覚えがある。そんなガチポストブラックの新作は更にドス黒さが増してなんかスラッジあたりにも通ずる作風。アンビエントから徐々に不安感を煽るような轟音に変化していく1. Millsからして只ならない雰囲気を出していて、続く2. God AloneではDeathspell Omegaっぽいカオスなブラックで突き進み、残り1:25秒あたりから物凄い音圧で聴き手を圧倒してくる。インダス的な無機質なアンビエント成分+宗教臭+スラッジの大曲5. A Remedy and a Fever、激情パートと呪術的なコーラスがいいメリハリになっている7. Scald Scar of Water、トレモロリフで疾走してて今作で一番ポストブラックっぽい9. Reflection Pulse Remainsで締め。終わり方はポストブラックっぽいかんじではあったんだけど、前作以上にドス黒いといいますか取っつきにくい作風になりましたね。個性という意味では過去最高なんじゃないでしょうか。ここまで重圧な闇を感じるポストブラック勢なんて他に知りませんし。しかしここまで来ると最早ポストブラックとは呼べないレベルにまで来ていて、イタリアのLentoだとかドイツのOmega Massifばりのお聴きづらさがあってどうにもこのバンドに求めていたものとは違っていたってのが正直なところです。重苦しいアトモススラッジってとこかね。あくまでポストブラックとしての枠組みからは抜けないで欲しかったんだけど、今後は脱ポストブラック流行るのかね?Fenの新作もなんかドス黒さ二割増しくらいされてたし...エビ剃りジャケの色もブラックメタル特有の黒と白(灰色かも)なんだけど、オールドスタイルのやつじゃなくていかにも現代的な雰囲気がするあたりやっぱオサレなんだなとwあとこんな体勢やれ言う無茶ぶりとか止めてくれよ。ポストブラック好きよりポストメタルやスラッジ好きにおススメします。Daymareからリリースされている国内盤にはボーナスディスクで「Watchers Restrained」のリミックスが三種類収録されています。が余程のファンでない限り輸入盤の方で十分な気がしますね。

[追記]今作リリース後解散が決まったそうです。残念。


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