オ〇ニストによる音楽批評

Fen/Dustwalker

2013/05/07 03:52 投稿

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1. Consequence
2. Hands Of Dust
3. Spectre
4. Reflections
5. Wolf Sun
6. The Black Sound
7. Walking The Crowpath
8. Epilogue (Bonus Track)

UK産ポストロック/ブラック/シューゲイザーブラックメタルの3rd。2006年結成、Alcest以降のポストブラックシーンを担うバンドとして将来を渇望されてきた期待株で、一部で高い評価を得た「The Malediction Fields」の衝撃から2年、2011年リリースの2ndフル「Epoch」では本来のふんわりと漂うようなアトモスフェリックなパートの比率を増量させて霧が深々と立ち込めるような趣あるブラックゲイズ作品へと進化、ゆらりゆらりと彷徨い続けるような幽玄な雰囲気、Agallochにも匹敵するほどの荒涼な世界観はあらゆる面での成長を感じさせるもので、私自身非常に気に入っておりました。続く本作「Dustwalker」でも相変わらず質の高いブラックゲイズを披露しているが、従来のブラックメタルらしいドス黒い攻撃性が微増、対して前作で培ったであろうアトモス成分はやや控えめと、基本は同じで有れど多少の違いを覚えるような仕上がりになっている。その原因の一つとして初期メンだったKeyとDrが脱退しており、影響を与えてしまったのかもしれません。少なくとも過去2作と聴き比べても一番取っつきにくく、愛想が良くない作品というのは確かです。Les Discrets風のアンビエント演出から始まり、ミドルテンポでじっくりと聴かせていく2. Hands Of Dustや純正ブラックゲイズ然とした3. Spectre、プログレデス風にメリハリを付けて巧妙に展開していく13分超えの大曲7. Walking The Crowpathあたりは流石の出来で、大曲志向であれど難なく聴かせてしまうあたりは流石。しかし、安心して聴ける一方で、新鮮味は極めて薄いし既聴感も中々といったところ。なので好み順を付けるなら1st=2nd>3rdの順になってくるかんじか。Box盤はロゴのネックレスとか付いてきます。


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