オ〇ニストによる音楽批評

Respire/Gravity and Grace

2016/11/23 06:30 投稿

  • タグ:
  • ポストロック
  • ポストブラック
  • スクリーモ



1. Pitter Patter
2. Ascent
3. Eternal Light
4. Waltz
5. Gravity and Grace
6. Eternal Nothing
7. Evening. Melancholy I
8. Evening. Melancholy II
9. Evening. Melancholy III

カナダはオンタリオ州トロント出身のポストロック/スクリーモ/ポストブラックメタルバンドの1st。Travis Dupuis(Dr/Vo),Egin Kongoli(Gt/Vo/Glockenspiel),Rohan Lilauwala(Gt/Vo/Glockenspiel),Ben Oliver(Ba/Vo),Emmett O'Reilly(Trumpet/Piano),Darren Scarfo(Gt/Vo)の6名からなるバンドで、その1stフルとなる「Gravity and Grace」では、チリチリとしたノイジーなトレモロギターと駄々をこねるようなスクリームによる儚系ブラックゲイズ要素とゲスト勢のサックスやトランペット、チェロといった楽器群の扇情的でフォーキッシュな美メロの嵐が交差したメランコリーな音楽性で、好き者のツボを刺激するであろう美麗なポストブラック/ロック作品に仕上がっている。EfやYndi Haldaを彷彿とさせるスウィーティ―なメロディを擁したオーケストラ調のシンフォニックな幕明けを飾る1. Pitter Patterから、胸を掻き毟るような叙情メロディ&サックスの音色に合わせて激情的なスクリームを披露するブラックゲイズナンバー2. Ascent、光属性の煌びやかなポストロック路線を抜けて、絶叫パートを交えながらフィナーレへと歩みを進める3. Eternal Light、Touché Amoréのようなスクリーモライクな4. Waltz、そして終盤を彩る7.~9.の組曲もタイトル通りメランコリックな美メロの洪水に悶絶しかけます。あくまでポストロックの土台の上にブラストや絶叫パートといったブラックメタル要素をちょい足しした程度のものなので、がっつりとした轟音を求めると肩透かししそうな感はありますが、An Autumn for Crippled Childrenあたりのドラマティックなシューゲブラックを好むのであれば一聴の価値はありかと。

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