オ〇ニストによる音楽批評

Hammock/Everything and Nothing

2016/12/09 22:30 投稿

  • タグ:
  • アンビエント
  • ポストロック
  • シューゲイザー
  • ドリームポップ



1. Turn Away and Return
2. Clarity
3. Glassy Blue
4. Dissonance
5. Marathon Boy
6. We Could Have Been Beautiful Again
7. Everything and Nothing
8. She Was in the Field Counting Stars
9. Burning Down the Fascination
10. Wasted We Stared at the Ceiling
11. Reverence
12. I Will Become the Ground You Walk On
13. We Were So Young
14. You Walk Around… Shining Like the Sun
15. Unspoken
16. Before You Float Away into Nothing

USはテネシー州ナッシュビル出身のドリームポップ/シューゲイザー/アンビエント/ポストロックバンドの7th(The Sleep Over Seriesを数えるなら9th)。2004年から活動するMarc ByrdとAndrew Thompsonの二人組によるユニットで、ほんのりと淡くて艶やかなシンセと静かに昇華していくエモ―ショナルなギターの音色が織り成す瞑想的とも言えるアトモスフェリックな音像が特徴。彼らの代表作である「Kenotic」や「Raising Your Voice... Trying to Stop an Echo」を始め、蜃気楼のようにおぼろげなポストロック/アンビエントサウンドを一貫して提示していたが、前作にあたる「Oblivion Hymns」ではポストクラシカル的な手法を取り入れた意欲的な作品もリリースしている。約3年ぶりとなるオリジナルアルバム「Everything and Nothing」では、ロンドン在住のフォトグラファー菅武志氏の手掛けたアートワークの如く、煌びやかな輝きを放ちながらポストロックのようにしっとりと壮大に広がっていく、以前のHammockらしさがひしひしと感じられる作品に仕上がってます。それだけではなく、2/3/7/10/13/15といった楽曲においてはヴォーカルをフューチャーしており、今まで以上の取っつき易さを覚えたり。お気に入りとしては、麗しいまでのメランコリックなアンビエントロックナンバー2. Clarity、温もりを感じる柔らかな光彩がゆっくりと降り注いでいくアコースティック調の3. Glassy Blue、空間的エフェクトによる心地よい音の揺らぎと繊細なストリングスに癒される12. I Will Become the Ground You Walk Onなど佳曲揃い。中でもラストを飾る16. Before You Float Away into Nothingは、ノスタルジックな情景を夜空一杯に映し出す渾身のアンビエントナンバーで、感動的な世界観を演出してくれます。全16曲76分という収録時間は流石に長過ぎるような気がしなくもないですが、優しさに包み込まれるようなアンビエント~ダイナミックなポストロックまでバラエティ豊かに構築された本作は美しいサウンドを好むリスナーであればきっと満足がいく内容に違いないでしょうね。


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