オ〇ニストによる音楽批評

Deakin/Sleep Cycle

2016/11/30 01:30 投稿

  • タグ:
  • インディ
  • サイケ
  • フォークロック
  • アコースティック



1. Golden Chords
2. Just Am
3. Shadow Mine
4. Footy
5. Seed Song
6. Good House

USはカリフォルニア州オレンジ出身、現在はメリーランド州オーウィングス・ミルズで活動するサイケデリック/インディポップ/フォーク系ミュージシャンの1st。Animal Collectiveのメンバーの一人DeakinことJosh Dibbによる初のソロキャリアとなる本作は、Kickstarterの支援を受けて2009年からじっくりと制作された作品で、製作期間は約6年掛かったらしい。その割にはトータルタイム33分とEPのようなコンパクトなアルバムでありますが、毎日繰り返される睡眠サイクルが巡り回るかのような陶酔的サイケデリアな世界観は「Centipede Hz」以降の今のアニコレに足りないと思っていた要素が確かにある。ちなみに私にとってアニコレはブルックリン周辺のインディバンドが注目を浴びていた2010年前後にPitchfolkのレビューをメインに聴き漁っていた時期にハマったバンドの一つで、「Feels」や「Merriweather Post Pavilion」といった彼らの出世作をナニするかの如く聴き込んだものだけど、実はそのあたりの作品にDeakinは関わっていなかったりする。流石にソロ作だけに全盛期のアニコレの代用品というわけでもなくて、5. Seed Songにおける水が波紋のように波打ったりするシンセサイザーの音色はフィールドレコーディングみたいだし、1. Golden Chordsや6. Good Houseのようにインディフォークのような弾き語りソングもあり思いのほかシンプルで聴き易い。中盤の4. Footyは本家みたく実験的でありますが、基本的には本家のような意表を突くような遊び心は最小限に抑えており、捻くれたサイケポップサウンドを求めると辛いものがあるかもしれません。しかし、あのアクの強さがもっとまろやかに、そして神秘的とも言うべきサイケデリックな雰囲気に重点を置いてくれればもっと好きになれそうだと思っていた私のようなリスナーにとっては待望の作品と言えるはずです。惜しむならば制作の都合上なのかフィジカル流通していないところか。

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