オ〇ニストによる音楽批評

GoGo Penguin/v2.0

2014/06/17 12:00 投稿

  • タグ:
  • ジャズ
  • アンビエント
  • ポストロック



1. Murmuration
2. Garden Dog Barbecue
3. Kamaloka
4. Fort
5. One Percent
6. Home
7. The Letter
8. To Drown In You
9. Shock And Awe
10. Hopopono

UKはマンチェスター出身のジャズバンドによる2nd。Chris Illingworth(Piano),Nick Blacka(Ba),Rob Turner(Dr)の三名からなるジャズロックトリオで、聴くのは本作が初めてとなります。今までの私の音楽人生において「ジャズ」というジャンルは有名どころはおろかロクに触れてこなかった未知の領域の一つで、仮に聴いたことがあるとするにしても、プログレッシブメタルやブラックメタル、ポストロックの前衛的バンドが要素の一つとして組み込んでいるものをオマケ程度に聴き流していた程度に過ぎません。じゃあ何故本作を聴こうと思ったのかというと、単に周りで評判が良かったのと、引き合いにRadioheadやAphex Twin,トリップホップ二大巨頭(Portishead/Massive Attack)の名前が挙がっていたからという安易な理由からだったりする。いざ聴いてみると、確かにジャズの枠だけに囚われずに上記のバンドやクラブミュージック、フュージョン、アンビエント等様々なジャンルからの影響を貪欲に吸収したハイブリッドなインストゥルメンタル・ジャズをプレイしていて、ジャズを聴いてるという感覚よりはポストロックやエクスペリメンタルロックの亜種を聴いてる感覚に近い。そのため私が勝手にイメージしているジャズのお高くとまったかんじは全くなく、非常にすんなり耳に入ってくる。お気に入りとしては、優雅な旋律に緩やかなビートを乗せた冒頭曲1. Murmuration、美しいピアノの響きに合わせて叩かれるタイトでクールなドラミングが徐々に高揚感を高めてくれる3. Kamaloka、同様に琴線に触れるような美しさを保ちながらリズミカルな遊び要素も忘れない5. One Percent、電子/ミニマル系統からの影響が窺える6. Home、まるでポストロックのような美麗なメロディが美味な8. To Drown In You、アンビエント期のBrian Inoのような落ち着きと内向性を持った9. Shock And Aweなど各楽曲とも非常にお洒落な仕上がりとなっています。そんな中で、ピアノジャズ×ドラムンベースといったかんじの愉快で動きのある2. Garden Dog Barbecueのようなタイプの楽曲もあったりして、全面インスト仕様であっても構成が上手く意外なほどに飽きが来ない。影響元のトリップホップ勢やUK産バンド特有の根暗な儚げな表情がほんのりと見え隠れするのも個人的には嬉しかったりする。そんな実験精神溢れるPost-Experimental Jazz作品なのですが、調べてみると彼ら未だ20代と言う若さだとということもあり、今後の更なる飛躍にも大いに期待が掛かります。

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