オ〇ニストによる音楽批評

Bruce Soord/Bruce Soord

2016/04/14 23:52 投稿

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  • プログレッシブロック
  • アコースティック
  • アートロック



1. Black Smoke
2. Buried Here
3. The Odds
4. A Thousand Daggers
5. Willow Treem
6. Born In Dilusion
7. Field Day Part 1
8. Field Day Part 2
9. Familiar Patterns
10. Leaves Leave Me

ドイツはバイエルン州アルンシュタイン出身、現在は英国にて活動するプログレ系SSWの1st。The Pineapple Thiefのフロントマンとして活躍するBruce Soordによる初のソロアルバムとなるセルフタイトル作は案の定Kscopeからのリリースなのだが、モダンでアーティスティックなプログレッシブロックを得意とする本家The Pineapple ThiefやKatatoniaのJonas RenkseとコラボしたWisdom of Crowdsのようなエレクトロニカ風味のポスト/プログレとも趣が違っていて、英国らしいウェットな質感や内省的な情感を交えた穏やかな弾き語りをメインとしたアコースティックな一枚に仕上がっている。その至って洗練されたシンプルな音色はヒーリングミュージックとまではいかなくともかなりアンビエント寄りの方向性で、彼の在籍するバンド群と聴き比べると大人し過ぎるくらいの印象だが、ソチラで出来ない試みをLunatic Soulみたくソロで挑戦し差別化していくっていうやり方は正解だと思う。インディフォークのような穏やかな牧歌性でゆるりと聴かせる2. Buried Here~本作では異色とも思えるダンサブルなノリの3. The Odds、Oasisのようなブリティッシュなメロディが沁みる4. A Thousand Daggersなど情感豊かなしっとり系フォークナンバーが並ぶが、個人的な聴き所としては9. Familiar Patterns~10. Leaves Leave Meのアルバム終盤における独創的なアトモス/アンビエント空間はLunatic Soulにリンクするかんじでスッと身に溶け込んできます。そんなアコースティックな癒しを与えてくれる本作は、バンドサイドとは異なり即効性こそなくとも一定以上のクオリティが保証された優良な一枚と言えるでしょう。


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