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この世界の片隅に

2016/12/11 19:01 投稿

コメント:13

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「この世界の片隅に」という映画を見てきました。

この作品については、原作の漫画も知りませんでしたし、近くの映画館で上映されているわけでも、誰かに勧められたわけでもありませんでした。

ただ、タイトルとネットで見たちょっとした感想に惹かれて、なんとなく見ることに決めました。

結果、こんなことになるとは思いませんでした。
こんなにめちゃくちゃに感情を乱されて、苦しさのような、悲しいような、希望のような、満足感のような、得体のしれないごちゃごちゃした気持ちに支配されるとは思いませんでした。

まいりました。
スクリーン上で平凡に、幸せに過ぎていくはずだった、一人の女性とそれに関わる人たちの温かな日常風景に。
ただ、当たり前のように様々なものを奪っていく暴力の平静さに。
まるで当たり前でないことが、当たり前に受け入れられていく異常さと、それでも廻り続ける人間の営みの力強さに。
ただただ圧倒されました。

戦争をテーマにしていながら、直接的な暴力を前面に押し出さず、ここまで「怖い」と感じさせることができるのか、と驚きました。
この私が、映画館で泣くなんてことがあるのか、と思いました。
ああ、これは、絶対に後世に語られる、語っていくべき作品だ…と確信を持ちました。

全てを見終え、「この世界の片隅に」という題名以外あり得ないと思いました。

正直、感想を表すのがとても困難です。
いろいろな意見や考えはあると思います。
ただ私は、なるべくたくさんの人に、劇場で一度見てほしい、感情を揺さぶられてみてほしいと思った映画でした。

ああ、この作品の凄味みたいなものを、文章であらわすことが全然できなくてもどかしいっ!!
でも、それこそが名作の証明なのかもしれないと思います。


コメント

ガハハ!
No.11 (2016/12/12 00:55)
まったく、同感です。

この監督の前作に「マイマイ新子と千年の魔法」というのがあります。
原作は高樹のぶ子さんという作家の少女時代を綴った自伝的小説で、
片淵監督の丁寧な現地取材と時代考証で、原作の魅力が何倍にも膨らんだ佳作です。
ただ、興行的には今ひとつで、
「この世界の片隅に」を観た人の中にも、ご存じない方が多いのではないかと思われます。
よかったら、観てみて下さいな。

私も、「この世界の……」に関しては何の予備知識も持っていませんでした。
たまたま、晩ご飯のおかずを買いに行ったショッピングセンター内の映画館で上映リストを見て、
タイトルに惹かれただけ。
それからネットでちょこっと調べて、監督が片淵須直とあったので、即、観ること決定!
「マイマイ新子と…」で片淵監督の力量を知っていて、ハズレはないと確信したからだけど、
この、あまりにも興業運に見放された監督に肩入れしたいという気持ちがあったのも事実です。
なんで、「君の名は。」や「聲の形」とぶつかるのかなぁ。
tyabotyabo (著者)
No.12 (2016/12/12 22:10)
>>10
お味噌汁さん
こんばんは。
なんとなくですが、お味噌汁さんと波長の合う作品なのでは…と思います。
日常の風景があまりに自然だからこそ、際立つ哲学がある、そんな映画です。
tyabotyabo (著者)
No.13 (2016/12/12 22:12)
>>11
ガハハ!さん
こんばんは。
興業では量れないこの作品の凄味みたいなものは、この作品を見て何かを感じた人が感じるだけで十分なのだと思います。
そして、そういう作品だからこそ、良いのだとも思います。
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