先日書いた「世界線」という用語の話(http://ch.nicovideo.jp/article/ar5948)ですが、ブログにアップしたらシュタゲよりも前にSF用語として登場した例を幾つか教えてもらったので紹介します。

 1つは2005年の「メガラフター(ライアーソフト)」というゲーム(18禁)。ライターの桜井光さん本人からの情報。ツイートを見る限りでは、物理学用語からの派生ではなくオリジナル用語として用いられた模様。

 もう1つは海法さんのツイートで「タンジェント(グレッグ・ベア/ハヤカワ文庫SF)」内の「飛散」で世界線という言葉が使われているとの事。こちらの初出は1993年。

 また、未確認情報ながらジャック・ウィリアムスンの「航時軍団(ハヤカワ文庫)」にも世界線という言葉が登場していたと思う、という情報も頂きました。1938年作品との事で、実際に使われているなら、これがSF用語としての世界線の初出になる……のかな?

 シュタゲの「世界線」の元ネタがこの2作品のどちらかなのか、あるいはどちらでも無いのかは分かりませんが、TL上でのやり取りで作家さんに共通していたのは「多分、他の作品にも『世界線』という用語は使われているだろう」という物でした。

 ただし、2012年の現時点では「世界線=シュタインズゲート」という強い想起があるので、自身の創作活動で気軽に使えるかは、まあ、また別の問題という事になります。

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【テキスト】

RSR-n6:メールでプロットのチェック。これを踏まえてプロットをFIXして

NXT07:思考が堂々めぐりしてきた気がするので、ここらでとりあえずストーリー概要を書き始めた方がいいかなと思い始める。とりあえず250字くらいでコンセプトがパリッと書けるかのチェック。でもこれが良いのかの判断が出来ない。うむむ。

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