Ko-mori のコメント

Ko-mori
No.105 (2013/01/31 03:12)
 異説を挟む事をお許し願います。つー助教授さんのジレンマは「シミュレーションゲーム」と「ロールプレイングゲーム」の間にある落とし穴に足を取られた意見だと思います。この問題にはファイヤーエムブレムで生まれ、脈々と続く「シミュレーションRPG」という日本の造語がプレイヤーにとても悪い影響を与えていると私は考えてます。
 純粋なRPGはプレイヤーがキャラクターになりきる事、世界観に溶け込む事によって、縛りプレイに苦痛を無くす事ができます。その苦痛はプレイヤーではなく、キャラクターが負っているものだと。詳細を書くと長くなるので省略しますがTRPGに始まり、WizardryやTES:V Skyrimなどがそれに該当します。
 「俺は力も学も無く落ちぶれ盗賊ギルドの門を叩いた新入りだ」とスニークプレイ縛りをしているキャラクターが、多数の敵に見つかり囲まれた時、「もし重装備の騎士なら」「もし範囲魔法が使える魔法使いなら」と歯噛みして苦戦しても、それはプレイヤーの苦痛ではなくキャラクターの苦痛になります。
たとえプレイヤーがやろうと思えば明日にでも隠密重装全魔法を極めたチートキャラになれるシステムでもです。

 戻ってTOやFFTをRPGとしてプレイする人はどこで「ロールプレイ」してるのでしょう?殆どの日本人プレイヤーはシステム上最善の方法で最強キャラを作る育成シミュレーション、与えられた戦力で状況を突破する戦術シミュレーション、としてだけではないでしょうか?
 もしこのゲームが純粋なRPGで、指揮官である主人公、一兵卒である名無しのキャラクターをロールプレイしていたら、戦場を駆けるシドに頼もしいと思うのも、妬ましいと思うのも自由な楽しみです。逆にSLGとしての最適解を追い求める行為は、TRPG,RPGにおいては「マンチキン」という無粋行為です。
 つまり、SLGにおけるロールプレイは「手抜き、縛りプレイ」であり、RPGにおけるシミュレーションは「マンチキンプレイの追及」であり、アドベンチャー部分がそれを覆い隠しているにすぎません。

 つまりTOやFFTのジャンルは「キャラターロールプレイングもできるタクティカルシミュレーションアドベンチャーゲーム」であって「シミュレーションRPG」という言葉そのものが矛盾やジレンマを抱えた言葉なのです。
 従って両方を同時に満たそうとするとジレンマに当たるのは当然であり、掲示板などの論争は「シミュレーションとしてのTOやFFT」と「ロールプレイングとしてのTOやFFT」が争っているに過ぎず、ジレンマに陥るのは両方を同時に楽しもうとする人が通る「落とし穴」にすぎないと思います。

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