2014年5月5日に掲載されたブロマガを基に編集しております。
【最近想うこと】
「大切なのは上下じゃなくて、色なんだ」
偏差値に代表されるように、上下のランクってあるでしょ?
世の中、学校や会社、チームや団体、あるいは国や自治体まで、どんな組織も、やろうと思えば色々な尺度でランク付けが可能だ。
1位、18位、86位、203位・・・。
1位、18位、86位、203位・・・。
これが上下。
一方で色、つまりカラーってあるでしょ?
性格とかキャラみたいなものが組織にもあって、それが個性やあり方を表している。
それぞれの好みもあって・・・。
それぞれの好みもあって・・・。
これが色。
今日伝えたいのは、その、上下よりも色の方が大事、という話。
例えばある若者がいて、ちゃんと将来の目標があって、でもそれを実現するのはなかなか難しい。
で、その高い目標を実現するにはAという組織に入るのが一番いいのだけど、現在の自分の実力を考えると、すぐにAという組織の一員となるのは難しそう…。
で、彼はとりあえず、3ランクくらい下のDという組織に入ることを考える…。
これって、上下の発想から生まれた考え方。
違うちがう、そうじゃないんだよ〜、という話をしようと思うんですよ。
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最近、20代前半の人たちと話す機会が多い。
僕がそうだからか、クリエイターや表現者が多い。
みんな自分なりの目標や理想がちゃんとあって、迷ったり悩んだりしながらも何とか前進しよう、と真剣に毎日を過ごしている。
僕が彼ら彼女らに共感して話をするのは、同じ年頃の自分を思い出すと、思い当たることがたくさんあるからだろう。
だからなるべく力になりたい、と思い、一人ひとりじっくり話を聞いて、それぞれにぴったりとあったアドバイスをするようにしている。
色々なアドバイスをするんだけど、最終的には、自分を信じて、思うまま、やれる限りやってみた方が良いよ、と勧めることが多い。
きっと、それだけ世間の常識や固定概念に縛られがちな時代というか、世代というか、そんな感じになっているのだろう。
僕の考えだと、その一因となっていのは、一般的な職業の世界なら就職難、クリエイターや表現者などスペシャリストの世界なら、専門学校や養成所など育成機関の充実。
どちらも「世の中に出るにはこういう人であるべきだ」「就職するにはこのような条件を満たさなければダメだ」「職業としていくためにはここをおさえなければいけない」といった情報や、大人たちの言葉が溢れているからだと思う。
しかもそういう情報が、ネットでいくらでも手に入る。
そしてその情報は、同じ目標を持つ若者の間でどんどん拡散していく。
しかも、これは現実そうだからしようがないことなんだけど「今の世の中は厳しい、だから夢のようなことを実現しようとする余裕なんてない」という空気も、強く蔓延している。
若い彼ら彼女らと話していて、そういう「世間からの圧迫感」を感じ取るたびに、僕は、このままではいけない、と強く思う。
だって、考えてみて欲しい。
終戦直後の日本は、もっともっと厳しい状況下にあったはずだ。
終戦直後の日本は、もっともっと厳しい状況下にあったはずだ。
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