音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」

解説テキスト【夢と夕陽】32. hide 生誕50周年記念 〜 HIDEとhideが遺したもの ②

2016/05/17 17:00 投稿

  • タグ:
  • 津田直士
  • 解説テキスト
この記事は2014年12月に掲載されたものを基に編集しております。





Xがまだインディーズシーンからメジャーリリースを果たすまでの間、バンドとしてのビジョンやスタイルを構築しながら全力で前へ進んでいた頃。

 創作と練習、打ち合わせにライブと、メンバーが毎日のように顔を合わせながら、未来を創っていた頃。

 あの頃、HIDEがXというバンドに果たしていた役割について想いを馳せてみる。
 
 
 僕の記憶では、YOSHIKIが自分のイメージするバンドの方針や問題点、アイデアなどをHIDEに話すような機会がよくあった。

 そんな時、YOSHIKIの話に応えるHIDEを、僕はこんな風に見ていた。

 何よりまず、HIDEはYOSHIKIのことを深く理解していた。

 YOSHIKIの問いかけや相談、提案そのものの前に、その話をするYOSHIKIの気持ちや、その話をする意味合いなどをきちんと理解しつつ、話を聞いた。

 もちろん、YOSHIKIの性格や人間性もだ。

 そうすることで、話の結論に豊かな可能性が膨らむ。

 
問いかけの源を理解することで、問いかけに対する単なる答えだけでなく、問いかけを超えた、新たな答えが生まれることがあるからだ。

 これは僕から見れば、アーティストプロデュースそのものだった。
 

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

音楽プロデューサー 津田直士チャンネル

音楽プロデューサー 津田直士チャンネル

月額
¥330  (税込)
このチャンネルの詳細