津田大介の「メディアの現場」

【町山智浩さんが「師匠」と呼ぶ人物は?】津田大介の「メディアの現場」特別号外ブロマガ編vol.3

2012/09/26 17:14 投稿

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  津田大介の「メディアの現場」
   ――ニコ生「津田ブロマガeXtreme」第2回目書き起こし(前半)
                                 2012.9.26(特別号外ブロマガ編vol.3)

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津田大介さんのブロマガと連動した生放送番組『津田ブロマガeXtreme(エクストリーム)』。その第2回目が、2012年9月12日に放送されました。アシスタントを務めたのは、前回と同じく高橋杏美さん。その放送内容の書き起こし記事を特別号外として、ブロマガ読者限定でお届けします。(企画・制作:ドワンゴ)

放送中、津田さんは映画評論家として知られる町山智浩さんとの対談を振り返りました。町山さんが宝島社で「別冊宝島」などの編集者をしていた時代の話を、ファンの目線でいろいろと伺いました。町山さんは、駆け出しの頃に取材のノウハウを叩きこんでくれたジャーナリストの岩上安身さんのことを「師匠だ」と尊敬していたそうです。津田さんは以下のように話しました。

「岩上さんは、作家の夢枕獏さんの家に、町山さんを招待したことがあるらしいんですよ。そうしたらそこに、『グラップラー刃牙(バキ)』を連載し始めたばっかりの板垣恵介さんが居て、みんなで「新しいアルティメットな格闘技があるらしい」って言って、日本に全然来ていなかったころのヒクソン・グレイシーとかのグレイシー柔術のビデオをみんなで見たそうなんです。あの場所に連れて行ってくれた岩上さんのことを、僕はずっと尊敬していますと話しておられて」

このほか、津田さんは政府が新たなエネルギー政策を決めるために国民から意見を集める際にとった手法の一つ「パブリックコメント」について、取り上げました。『津田ブロマガeXtreme(エクストリーム)』では、今後も定期的に生放送をしていく予定です。

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◆ニコ生「津田ブロマガeXtreme」第2回目書き起こし(前半)
   ――町山智浩さんが「師匠」と呼ぶ人物は?
(2012年9月12日 ニコニコ生放送「津田ブロマガeXtreme」)
出演:高橋杏美(アシスタント)、津田大介

津田大介さん(以下、津田):午後8時を回りました。こんばんは、津田大介です。『津田ブロマガeXtreme(エクストリーム)』第2回の放送が始まりました。前回は、六本木ヒルズ49階にあるアカデミーヒルズからお送りしたんですけれども、今回は、東京都杉並区高円寺にある僕の事務所、「ネオローグ」のワークスペースから放送を行っております。はい、どうも、(コメントから)「無意味な金髪」こと津田大介です。よろしくお願いします。

津田:今週も、ひとりではなくて、アシスタントをお迎えして放送しております。

(放送音声が二重に聞こえ始める)

津田:おっとー、また、香月(啓佑さん、ネオローグのスタッフ)が大失態を……本当にまたありえない大失態ですね。すごいですねえ(苦笑)。二重音声でパソコンからハウリング音が鳴っています。本当にこれ有料の価値ないよね(笑)。準備がまったくできていない。これで何分無駄にしたんだという。今週のアシスタントにお迎えしています高橋杏美さんです、よろしくお願いします。

高橋杏美さん(以下、高橋):よろしくお願いします。

津田:必ず一回はなんかはやらかす……。

高橋:まあ、今日、2回目ですからね(笑)

津田:そうですね。まあ、少しずつ良くなっていくと思うんですけれども。どうですか、この事務所は。

高橋:私、久々に来たんですけれども、すごいキレイになっていてビックリしました。

津田:そうですよね。去年の秋、(福島県いわき市)小名浜を取材する時に、初めてこちらにいらして。

高橋:去年なんですねー。

津田:あの時は事務所もまだ引っ越したばっかりで、かなり片付いていなかった。

高橋:いろんなモノが散乱していましたからねえ。

津田:それに比べると一応、放送ができるぐらいの感じですからね。

高橋:ホント良かったです(笑)

津田:で、高橋さんから見た高円寺のイメージって、どんな感じなんですか?

高橋:私、正直、高円寺ってあまり来たことがないんですけど、なんとなくやっぱり、ちょっと「サブカル」なイメージっていうのがありますね。

津田:なんか今、「サブカル」をバカにした感じ……。

高橋:いやいや、バカにしてないですよ(笑)

津田:古着とか……そういうのがね。

高橋:そうそう、「これから来るぞ」みたいな感じの人が、潜んでいるっていうイメージはありますよね。

津田:なるほど。さっそく、コメントで「電凸女」っていうですね――。

高橋:あははははは(笑)

津田:前回の放送を見ていただかないとわからないですね。

高橋:そうですね。

津田:高橋さんは世の中に納得いかないことがあるとすぐ、それが警察とか国家権力であっても、電話をしてたずねるという。

高橋:そうなんですよね(笑)

津田:それを今後、コーナー化していっても良いんじゃないかなあって話もあるんですけれども。はい、ということで、聞きたいんですけども、まあ、高円寺って――。

高橋:なんで高円寺にオフィスを置こうと思ったんですか。

津田:僕、この近くに住んでいるんですよ。

高橋:ああ、そうなんですね。

津田:もう10年ぐらい住んでいて。もともと僕、会社を1999年に作ったんです。小さい事務所というか個人事務所なんですが。僕、東京の北区に実家にあって、その近くのワンルームマンションを借りたところからスタートしたんです。そのあと2001年ぐらいに、たしか神保町にオフィスを構えて、6年くらいいたんです。でも事務所にいないことが多くなったので、それによって……。

(ドアの方を向いて)すっごい気になるんですけど、香月が、あのドアを開けっ放しにしておけばいいと思うんだよね。「ガラガラガラ」って音がすごい気になるから。閉めるんじゃなくて開けっ放しにしておけばいいじゃん。なんでそれを、気になるように音を出すのか。音を出すことに、なんでこんなに放送中に無自覚になるかっていうのが、分からないっていう……。

高橋:(香月さんが)すごい不服な顔をしていますけどね。

津田:あれはないですよね。でも、事務所でやっているからしょうがないっちゃあ、しょうがないんですけども、わざとやってるのかなあって思いますけどね。

高橋:高円寺の良いところって、どういうところなんですか?

津田:高円寺の何が良いって、24時間飲めるところですね。

高橋:あー、いっぱい小さい飲み屋がありますよね。

津田:だいたい、お昼ぐらいまでやっている居酒屋さんがあって、ガード下とかでは午後2時とか3時からやっているモツ焼き屋もあるので――。

高橋:えー!そうなんですか。

津田:10年前くらいは結構ヒマだったんで、僕も仕事がない時とか「ああ、今日は仕事ねえやー」とか、「いいや締め切り明日だから、明日、書けばいいや」みたいに思って、モツ焼き屋に行ってビール飲んで、誰もお客さんはいないんだけど、サラリーマンの営業の人とかが歩いているのを見て、「勝ち組は俺だ」とか、そんなことを思ってたりとかしていました。

高橋:でも、今やもう、モツ屋さんに行く時間もないんじゃないですか?

津田:そうですね。最近、やっぱり昼間っから飲んだくれるみたいなことは、さすがにもうなくなっちゃった。なんかまた、せっかくの『ブロマガ』ですから、突発オフとかやってみたいですよね。こういう(ブロマガの)機能を使ってね。「今からみんなで、高円寺のモツ焼き屋で一時間後に会おうぜ」というようなことをやってみたいですね。でも、午後4時みたいな。まあ、この2名で、番組を進行していこうと思います。
 

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