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愚作の保存 俳句と短歌

2015/09/03 23:37 投稿

コメント:9

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昔から下手の横好きで作ってきた短歌やら俳句やらをなんとなく乗っけて送り出す。
啓蟄の毛虫を覗くような物好きでもいたらご覧じろ。

八十二年 熱き血潮も 篝火の 残り火となる 曙の空
 祖母が八十二才で胃癌になった時の歌。どうでもいいけど、祖母は「亡くなる」だが、母は「死ぬ」と言いたいね。母にも相応の恩はあれど、敬語を使う気はしないね。母性には喜びよりも、狎れを感じるということか。

膿を破く 小刀の尖りを 危ぶみて 満身腐爛の 遺体朽ちなん
 祖母が手術を受けずに延命治療だけを選んだ時の歌。まぁ、八十年以上生きて、それ以上手術に及んでまで生きようとは思いもすまい。人間、最期の潔さが生来の醜態を打ち消して、箇々の命の尊厳を益すのだろう。知らんけど。

雪国の 幼な児は海に 死ににけり 年の順序を 逆しまにして
 東日本大震災の時の歌。自分より若い子が順序違いに死んでいくのは、運命とは謂えど何となく無惨でありますな。 

大八洲 いづれ咲かむ 今年(こぞ)の花(か)は 春に先立つ 君に手向けん
 東日本大震災の時の歌。最初、死者2人から次の日には2000、序で20000に増えて被害の大きさに茫洋としながら、この年の花は彼らの物だなとなんとなく思った。

血を吐きて 梅を染めたか 不如帰
 春に呼んだやつ。なんか短歌は暗い方に、俳句は明るい方に流れる。

おたちやれ 憂いも晴れよ 花見酒
 熊本弁でおたちやれは、一杯やれ。

雨降れば きぬを更に着て 見る梅や
 春先でも雨が降ると寒いね。流石、如月。 

へたくそな 不如帰の真似 鳩の真似
 ホトトギスの鳴き真似をしていたら、何故か鳩の真似に移行する少年を公園で見た。子供のやることに条理などない。仕方ないね。

生きてある それで嬉しぞ 桜花
 なんか春先に桜の花をみると、浮き浮きしますな。

遅参して 雨に早引くか 桜花
 梅より遅く咲く癖に、雨ふればさっさと居なくなる。それが桜。

生ぬるき 空をさんざに 散る桜
 なんか2015年の春はじめじめしてた。

引き越して 繁き躑躅に 新聞屋
 引っ越すと庭に躑躅が大量にあった。で、新聞屋も多くやって来た。まぁ拙い句。

目出度さの 由はいづくか 花見客
 花見客は多いけれど、一体なにが目出度いのかね。

ぬるま湯に ふやけるが如き 春の雨
 あっつい。雨が降っても、冷えるどころか、蒸し蒸しするだけ。

葉桜に 混じりてあれり 散り損ない
 しぶとい奴はしぶとく残る。

生きるは徒 末は虚ろと 鳴くや蝉
 蝉の声は五月蠅いけれど、生き様も五月蠅い。

葉は広く 花はかわゆく 咲くあじさい
 あじさいの葉っぱのでかさにはいつも驚く。そしてその中の花の細かさとの対比が見事。

 もっと上手くなりたいね。でも、短歌や俳句をやる友人がいないから、独りで虚しく作っている。同じ趣味の友を持つのは幸福な奇跡ですな。













コメント

miki
No.7 (2015/10/05 21:56)
暗くても 餌を求めて 根を出れば ここは鹿児島 文明開化

稚拙な出来でも楽しめるのが救いです(笑)
明治に生まれたら、私は福沢諭吉さんに会ってみたいですね。
アリス
No.8 (2018/02/07 21:20)
灯台さんの詩を動画で何回も見たりしましたがここにあるのは凄くいいですね!個人的には膿を破く 小刀の尖りを 危ぶみて 満身腐爛の 遺体朽ちなん は去年なくなった祖父のことを思い出してうるっとしました...。
ps
動画での灯台節をまた見たいです。
灯台デモクラシー (著者)
No.9 (2018/02/13 16:09)
>アリスさん いやどうも、褒められると…えへへ/// 動画作りたいけど時間がなーなのよなーなー
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