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人生初の手術体験

2014/01/30 12:53 投稿

コメント:4

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「ソケイヘルニア」を患って、生まれて初めて手術を受けた。
 病室から滑車付きのベッドで手術室まで持って行かれて、そのベッドから手術台に移され、そこまで母が見送ってくれた。
 手術室に入ると全体が緑で、モーツァルトの曲が薄くかかっていた。
「人間の肌には常在菌といって、どんなに消毒しても菌が残るんだよ」
 手術台が定位置に着くなり執刀医がそんな事を言ったので、
「そすっすか」
 と返すと、執刀医は私ではなく隣にいた若い男の医者に言ったようで、変な空気になった。
 まだなにも始まらないうちから医者と患者の間に虚しいちぐはぐが起きたが、取り敢えず手術は進む。
 先ず麻酔を打たれた。医者と反対の方を向いて横向きに寝かせられ、背中に麻酔をぶすりと打たれた。人間の本能で何となく首を捻って見ようとしてしまい、自然と体が動いて医者と看護婦が慌てて「動かないでください」と声を揃えて言った。
 まだ手術用の小刀も出てこないうちから二度恥をかきつつ、麻酔の効くのを待っていると、医者が下腹部に布を置いて、
「冷たいですか?」
 と聞いてきた。冷たくも何とも感じなかったので「いいえ」と答えると、その布を今度は腕に載せてきた。酷く冷たい布で、麻酔が効いてる腹では何の痛痒も無く載っていた布が、腕に載せられると少し痛かった。
 さて手術という段階になって、何かしらの敷布を体の下に敷くために左右順番に横に寝なければならなくなった。右を向いたときに右っ側に布を敷き、次ぎに左を向けて寝かせて置いて今度は左に布を敷くという、よく分からん面倒な事をさせられたのだが、何せ麻酔をされているので自分では全く動けず、全部医者と看護婦にしてもらった。
 しかし、手術台というものは酷く狭いもので、私の肩幅程度しか広さがない、横を向いて寝る度にそのままひっくり返って落ちるのではないかという程に狭い。
 右を向くときは男の医者が私の前にいて体を支えてくれるので安心だが、左を向く時は体を支えるのが看護婦で酷く不安だった。こんな時はどっちにも男がいないといけないだろと思った。
 そんなこんなで、ようやく切開が始まると、麻酔をされていても鈍い痛みとも不快感とも言えない感覚があって、気持ち悪かったがそのうちなれてしまえば後は寝ているだけなので、随分楽なもんだと安心していると、急に吐き気がしてきた。
「気持ち悪い」
 と看護婦に伝えると、「ブレッディです」とかなんとか(なんといったか正確には分からん)言って、点滴の先にぶら下がっている何かをくいくいっといじった。すると、不思議と吐き気が治まった。
 が、この吐き気が一番辛かった。良くなるとすぐに悪くなるということを何度か続け、車酔いとはかなり違うが、苦しみ的には同じような苦しさを受けた。もう二度と手術など受けたくないと思うが、原因はこの吐き気である。なんだろうね。
 そして、もう一つ困ったことが、つま先の痒みで、やたらとつま先が痒くてたまらず、足をもぞもぞ動かしていたら「痒いですか?」と看護婦が訊いてきたので、痒いと言って搔いて貰った。それと同時に「なんで足動くの?」と医者が訊いてきた。麻酔しているのに足が動くのは普通じゃないらしい。そんなこと訊かれてもこっちが知りたいぐらいなので、なにも言えない。この、「なんで足動くの?」を手術中に何度か言われたが、私の足は始終自由に動いた。麻酔が効きにくい体質らしい。
 後をすっ飛ばして、手術が終わると体ががくがく震えて止まらなかった。
 今考えると不思議なことで、なんであんなに体が震えていたのか考えさせられるのだが、その時は何にも考えなかった。たぶん、寒かったんだろうと思う。ただ、麻酔のせいなのか当時は寒さを感じなかった。ただ、体のどっかの機能が低音の低さを感じて体を震えさせていたのだろうと思う。
 そんなどうでもいい体験談。

コメント

灯台デモクラシー (著者)
No.2 (2014/02/02 03:56)
どう言う意味なんでしょうね。
というか、なぜ気分が悪くなるんでしょうね。
医者って凄いと改めておもいましたにどとかかわりあいになりたくないです。
織田香
No.3 (2014/02/06 14:24)
ごめん悪いとは感じるんだけど正直に感想を述べると「すごい笑っちゃった」
「なんで足動くの?」の繰り返しのところで「しらねーよっ!」って突っ込み入れたのは私だけでは無いはず
何にせよ無事に手術が終わって良かったですね
灯台デモクラシー (著者)
No.4 (2014/02/06 20:49)
織田香さん 今では私にとっても笑い話の草なので、笑って頂けるだけ有り難いです。でも麻酔足が痒いのはつらい…水虫にはなりたくないと思いました
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