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徒然草とキラキラネーム

2017/01/26 14:42 投稿

コメント:5

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「つれつれ種」「つれつれ草」「津礼々々草」「寂寞草」、おおむね現在は「徒然草」と呼ばれる書物は、1330年8月~1331年9月ごろに出来上がった。
 1333年には鎌倉幕府が滅亡するのだから、言わずもがな大昔である。
 
第百十六段
 寺院の号、さらぬ万の物にも名を付くる事、昔の人は少しも求めず、たゞありのままにやすく付けるなり。この比は深く案じ才覚(才学)をあらわさんとてたるやうに聞こゆる、いとむつかし、人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする(す)、益なきことなり
 何事も珍しき事を求め異説を好むは浅才の人の必ずある事なりとぞ。

※()内は本に依って違うパターン

意訳・寺院の号、そうではない色々な物に名前を付ける際、昔の人は少しも思案をこらさず、ただ簡単につけてたのだ。この頃は深く考え、頭の良さを見せつけようとするように思える。とても厭わしい、人名でも見慣れない文字を付けようとするのは無意味なことだ
何事も珍しいことを求め、常識を疑うような衒った考えを好むのは、学の浅い人が必ずやることだと。

 キラキラネームや俗に言う『厨二病』はどうやら大昔からの人間の業のようである。ただし、子供のような学の浅い者の担う業らしい。
 そういえば、「徒然草」というのも寂しいばかりにしょうもない題名である。
 更に、関係ないが、夏目漱石の小説の題も酷くお座なりで、彼岸過ぎまで小説を書くから、「彼岸過ぎ迄」とか、題材が鉱山夫なら「抗夫」とか。一番惨たらしいことに、「門」に至っては、着想もプロットも出来ていないが"小説を書くことは決めたから題名を決めておいてくれ"と、漱石門下のアホ担当・森田草平に丸投げしたという、お座なりどころか等閑である。しかしそれらの本が、並べてベストセラーだから面白い。
 名前で才能を現そうとするより内容が大事とかいうよりも、名前は簡素に付けた方がよっぽどセンスがいいということか
 人格が立派でも名前がキラキラしてると、その長所さえも眩しさに打ち消されてしまうような塩梅である。

コメント

ONOの巫女
No.3 (2017/01/26 20:25)
灯台すごいなぁ
灯台デモクラシー (著者)
No.4 (2017/01/27 16:14)
>大正さん
 博学というよりも雑食で色々読むから無駄な学が貯まるのです。アホみたいに。
 名は体を表すを極限にすると、織田信長になりますね。息子に「人」と名前つけましたからあの人。
 キラキラネームの類ですな。

>斗刈さん
 全く同じ事考えてました。同じ事ですわなぁ。

>ONOの巫女さん
 みんなで徒然草読もう!……読んでよぉ。
灯台デモクラシー (著者)
No.6 (2017/03/03 04:04)
>ゆっくり斎藤さん
 信長の場合、子供が増えて、いちいち名前考えるの面倒だし、そもそも興味なくなったんだと思いますよ。
 でもそんな信長嫌いじゃない。
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