新規の取引業界開拓には、マンネリ打破という表向きの理由とは別に「イラスト」仕事でのアイデア枯渇という理由があった。また、イラストは体調や調子の波により大きく出来が左右されるため、「デザイン」を安定的に供給できる場を求めていた。

デザインはオブジェクトの配置や文字入れ、納品フォーマットへの調整といった業務が主なので、そもそもイラストを描く必要はない…、ハズなのだが、実際の業務では「あれもこれも」と注文が寄せられる。そこで絶対的にイラストを描く必要が無く「デザイン」に需要がある業界という考えからアニメ業界へと足を運んだ。