
2. Prelude, Pt. 2
4. Interlude
5. Theme From Jack Johnson
手持ちのマイルスがすべて電化後のアルバムという、正統派のファンの皆さまからしたら噴飯物のわたくしです。ご紹介するのは'75年発表、大阪フェスティバルホ-ルの実況録音盤でございます。(邦題「アガルタの凱歌」)日本でのライブであることに加え、ジャケットも横尾忠則という流れは、'73年のサンタナの「ロータス」に続くCBSの来日実況録音盤路線に乗っかった感じですか。
かたやラテンロック、かたやジャズ(当時は「こんなんジャズじゃねえ」的風潮多しでしたが)というカテゴライズでしたが、これがマイルス初買いの初心者のわたしからしたら「同じじゃん」というのが第一感想でした。なんといってもトランペットのマイルスのアルバムなのに、私の耳にはウネウネしたピ-ト・コ-ジ-の歪みギタ-ばっかり入ってきました。そのギタ-が時に本当にサンタナのように聞こえてました。
重たいリズムセクションにサイケにすら聞こえるマイルスのオルガンとワウをかました電化トランペット。自由に闊歩するムトゥ-メのパーカッション。時に美しい旋律を奏でるソプラノサックスとフル-ト。聞いてる私も、別な意味で「こんなんジャズじゃねえ」と思いましたね。「これロックじゃん!」それもサンタナライクのラテンロック!
邦題の如く地底帝国からの美しくも恐ろしい音を残してこの後一時引退状態になるマイルスですが、復帰後の音を聞くとこのアルバムがマイルスの頂点だったのでは?と思ったりして。(石投ないでください)
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