時たま屋 「ヘイ、いらっしゃい」 

少年野球の懐記

2021/04/06 07:59 投稿

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こんにちは

 最近、昔入っていたことのある少年野球の
チームの話をすることがありました。
その時に
「野球少年だったんですか?」
と聞かれたんですが、決してそんなわけはなく。
ただ、プラスチックのバットとボールをもって
友達と遊んでいた程度にしか野球は理解していなくて
少年野球がどんなにレベルが高いものかなんて夢にも
思わず、親に聞かれたときにやってみようかなと
思った程度で入ったものです。
 野球で遊ぶだけ子供、しかも主力ではなく人数合わせくらいに
しか活躍のできない子供が少年野球に入っても
才能と実力のリアルを感じる場でしかなかったように思います。

 その少年野球のチームはその時できたチームでした。
だから第1期生の募集だったわけです。
 そのとき、自分は小学校6年生。最高学年であり、
チームに入っても1年で終了となります。同じ6年生は
確か4人程度、あとは5年生、4年生。それでもレギュラーには
なれなかったのですから、才能も実力もなく向いていなかった
としかありませんでした。

 今にして思えば少年野球では、捕球技術というものを
よく教えてもらっていました。
 球の捕り方。
 正面で捕るとか、両手で捕るとか、グローブを
下向けで捕る時、上向きで捕る時、ショートバウンドの捕り方、
フライの捕球、捕球から投球のための助走、捕球のバックアップ。
 ざっと思い出しても、捕球技術はかなり詳しく教わったと
思います。
 
 しかし、思い出しても、打ち方と、投げ方はこれらの捕球指導に
比べればほぼほぼなかったと言ってもいいほど記憶に残って
いません。
 打ち方について何をおそわっただろうか? ストライクゾーンの
説明。あ、バントの手の持ち方と球の勢いの殺し方、転がす方向、
あと、送りバントのときの足の移動、セーフティバントとの違い、
それらは教わったことを覚えています。でもそれ以外の打ち方や
投げ方に至ってはほとんど教えられたことを覚えていません。

 高校の学校の体育の授業のときソフトボールがありました。
 ある打席のときに、迷う球が来ました。いったんは打ちに行って
脇もたたんでスイングに入りかけましたが、そこでこれは
外れているボールと思い、そこでスイングを止めました。
けれど、迷いが出ます。やっぱりストライクに入ってるのかも。
たたんだ脇を開いてもう一度スイングを初めてバットにボールを
当てました。
 手ごたえが、まるでない。
 打ち損ねの、打ち上げ、凡フライになってる。

 打った直後にそう思いました。それでも、1塁に向かって走ります。
 走りながら打ったボールの行方を探して顔を向けます。

 すると、レフトを守っていた子が全力で走っています。打った球は
レフトの子の上をはるかに飛んで行っています。
 3塁打になりました。

 ジャストミートっていうのは今のようなことなのかと思いました。
 まるで打った時の手ごたえがなく、それなのに思い切り打球は飛んでいく。

 何が違うのかといえば、はっきりしてますね。
 ボールを打つポイントが全く違っていたんです。
 一度打ちに行って、そのバットを止めて、再び打ちに行っているので
タイミングが遅くなっているんです。なのにジャストミート。
 ということは、それまで自分が思っていたボールを打つポイントは
間違っていたんです。
 それまでは送りバントで球を当てる場所で同じように球を
打つものだと思ってましたが、そこより深く待って自分のへその前くらいで
ボールを打った方がよく飛ぶんだとわかりました。

 衝撃的な発見でした。高校生になって初めて知ったんです。
 それまでは知らなかったんです。少年野球に入っていたのに。

 打ち方は我流だったんです。投げ方も我流なのでしょう。
 少年野球で捕球は指導してもらったように練習していましたが
打ち方と投げ方は我流で練習していただけだったんです。

 なんでピッチャーをやっている子はあんな速い球が投げられるんだろう
ってずっと思っていました。
 重心の移動とか腰のひねりとか。それがうまくいったら速い球が
投げられるんだろうかと、ずっと考えてましたねえ。

 最終的には体格とかセンスとかで決定的な違いが出てくるんでしょうが
我流よりもうワンステップだけ形になった打ち方や投げ方があの頃に
できていたらと、少し引きずる思いが残る少年野球の懐記です。
 

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