そうめん流し

【F1】日本GP雑記

2016/10/09 18:13 投稿

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 ついにやってまいりました。日本GPは鈴鹿サーキット。ドライバーのコメントはたいていリップサービスばかりですが、こと日本に対してはそのリップサービスの中に特別な思いを込めているドライバーがちらほら見受けられます。
 正直決勝レースは面白くないパレードレースに終始してしまいがちですが、鈴鹿の見どころはレースよりもやはり予選の一発勝負ではないでしょうか。これほどマシンの総合力、そしてドライバー力が試されるサーキットも今では数少なくなってしまいました。だからこそ、多くのドライバーから"チャレンジング"なサーキットと愛されているのかも知れません。

【マクラーレン】☆
 去年はGP2エンジン。では今年は――マレーシアでのダブル入賞から一転して散々な結果となったマクラーレン・ホンダ。ここまで着実に進歩してきているかのように見えたが、終わってみればあの凄惨な一年を過ごした昨年と変わらない順位。ちなみに、決勝のスピード計測ではアロンソが2位(313.7h/km)を記録――お察しください。
 いい加減ホンダを言い訳にせず、来年はいいシャシーを造ってください。

 来年はこんなトップ争いが見てみたいゾ……。

【ルノー】☆☆
 予選ではマクラーレンを喰う速さを見せたルノー。というよりマクラーレンが遅すぎたと言うべきか。決勝ではトロロッソも喰ってパーマーが12位獲得。開幕戦からは悲惨なシーズンを過ごしてきたが、ここ最近はいい調子を見せている。やはりエンストンのチームは侮れない。

【ザウバー】☆☆
 来年は16年型フェラーリPUを搭載することを発表。トロロッソの型落ちフェラーリ→ルノーという変遷を見るに、18年から別のPUメーカーにスイッチするという噂が信ぴょう性を増してきた。有力候補はやはりホンダ?またザウバーに日本人が乗る日が来るのだろうか。
 レースについては特に言うことはないです。

【マノー】☆☆
 意外と速かった、という印象。ドのつく直線番長が走るにはとても苦手そうなサーキットだと思ったが、予選でもメルセデスQ1タイムからそれほど離されず、ザウバーに肉薄していた。
 余談だが、決勝レースの43週目に↓のTシャツを着た男児が映った。FIAの粋な計らいだ。

 思わず目頭が熱くなってしまった。アロンソが引退したら彼を応援するつもりでいたのにな。
 あの事故から2年連続で全車完走。ひょっとしたらビアンキが――なんて思ってしまうのでした。

【トロロッソ】☆☆☆
 旧型PUなれども優秀なシャシー。すでにホンダPUは旧型フェラーリを越えたと言われるが、トータルパッケージではマクラーレンにまだまだ負けていないということか。
 今回はアロンソとサインツが終始ぴったりくっついたままのレース展開となった。日ごろから中のいいスペイン人の先輩と後輩、少々ほほえましい光景であった。


【ウィリアムズ】☆☆☆
 予選ではパッとしなかったが、決勝ではハースの自滅もあってダブル入賞。マッサ最後の鈴鹿を無事に飾った。しかしフォースインディアとの差は開く一方である。

【フォースインディア】☆☆☆☆
 このチームに苦手なサーキットはあるのだろうか。どこぞの自称"4番目"のチームより余程4番目のチームとして安定した結果を出している。スタート直後にペレスが3番手まで上がった時はワクワクさせられたが、やはりワークスとカスタマーの差は大きかった。

【ハース】☆☆☆☆
 突然の復調。小松さん曰く、新しいフロントウィングが大成功だったとか。予選ではマクラーレン、ウィリアムズを出し抜き2台揃ってQ3進出。ここ最近マシンの信頼性を見失っていたグロージャンもご機嫌。グティエレスもついに初入賞なるかと期待が寄せられたが――そのグティエレスのスピンやピットワークの遅さが命取りとなり、ウィリアムズに先行されてしまった。しかし、新規チームながら難しい鈴鹿でQ3進出は快挙としか言いようがない。来年の彼らはもっと強くなって帰ってくるだろう。

【フェラーリ】☆☆☆☆
 予選ではレッドブルを上回るタイム。鈴鹿はトータルパッケージ+ドライバー力がもろに出てくるサーキット、総合力ではレッドブルよりも上ということだ。やはりPUの恩恵は大きい。しかしながら、セカンドローにつけたキミとセブともにグリッド降格。鈴鹿でその影響は大きく、またレース戦略も安定のフェラーリで、セブ3位の可能性が立ち消えてしまった。
 なにはともあれ、キレッキレなライコネンの予選と、その後の前夜祭でのご機嫌なライコネンが見れたので個人的には大満足であった。

【レッドブル】☆☆☆☆☆
 マシンの強さを感じさせられた。ハミルトンに追い回されたマックスだったが、トラクションが強いマシン特性をよく理解し、最終シケインからの立ち上がりに集中していた。注意すべきは1コーナー、それ以外では抜かれることはない。最後はハミルトンが一か八かシケインでしかけるも例のちょっと怪しげなブロックで防いで見せた。チャンピオン経験者を相手に肝の据わったレース運び。やはりこの若者は只者ではない。
 日本のファンも生でシューイを見たかっただろうが、リカルドのレースはスタート直後にハミルトンに引っかかった時点で終わってしまった。本人不在のポディウムでは、前戦での被害者たちがこぞって「もう飲みたくない」――彼らが速かった理由はこれかも知れない。
 そういえば日本では飲酒は20歳からと「未成年者飲酒禁止法」で定められているのだが――マックス、ポディウムでシャンパン飲んでたよね……?

【メルセデス】☆☆☆☆☆
 他を寄せ付けないのは鈴鹿でも同じ。ここ2年鈴鹿ではポールを取ってもハミルトンに決勝で出し抜かれてしまうレースが続いていただけに、この重要な場面での優勝はニコにとって大きな自信になったことだろう。ハミルトンがスタートで出遅れても決して油断せず、そして前戦でのハミルトンの二の舞にならぬよう、マシンを労りながらの冷静なレース運び。ハミルトンのプレッシャーから解放されたニコは手が付けられない。
 ハミルトンは今年何度目か分からないスタートでの失敗。それでも3位まで挽回したのはさすがである。コース上で次々とオーバーテイクをしていく様は、2005年のライコネンを思い出させた。それでもニコとのポイント差は33――前半と違い隙のなくなったように見えるニコ相手に、残り4レースで取り返すには少し重たいものとなってしまった。(実をいうと残りのレース、ニコは2位を目指すだけでチャンピオンになれてしまうのだ)

 ちなみに今回の結果をもってメルセデスのコンストラクターズチャンピオンが確定した。3年連続おめでとうございます。

【鈴鹿のF1ファン】☆☆
 今年も各人が思い思いのコスチュームに身を包み、サーキットを埋め尽くした。日本独特の応援スタイルといえば、やはりコスプレ?というべきか奇抜な恰好というイメージが強い。あれほど観客を国際映像で流すGPもそうそうあるまい。今年も赤馬武者軍団、DRSヘルメットおじさん
等が出現。また、木曜日から会場に詰め掛けたり、夜遅くまでサーキットに残ってガレージの観察をしたり、イベントを観覧したりと、こうした独特の雰囲気がドライバーたちに"熱狂的"と言われる所以である。できれば筆者も、アロンソが引退するまでに一度は現地に足を運びたいものである。


【おわりに】
 極東ラウンドも終わりを告げ、次戦からはいよいよ北中南米へと移動する。正直見れるかどうかも怪しいので次の雑記は最終戦アブダビになってしまうかもしれません。

 それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
Metz

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