晴れて若藤コレクション「Thisハマry CHANNEL」が
公開の運びとなりました。
4万点以上、という僕からすると「無限」に近い
若藤さんのコレクションを紹介していくというより
コレクションに対する若藤さんの思い入れ、時代背景
そのコレクションが持つその時代の役割、立ち位置などを
おっとりと語りかけるような若藤さんの語り口調で
アーカイブ化していく目的もあります。
若藤さんは元郵便局員。
保険の外交員が主な仕事だったそうです。
「負けず嫌いな性格だった。」と言うけど全くそうは見えない。
しかし、何度も優秀な外交員として表彰を受けているのは
「他の人が自分より優れているのはわかっているからいいけど
普段イヤな奴と思っている人に負けるのだけはイヤだったんですよ。」
と言う「偏った負けず嫌いな性格」かららしい。
何とも若藤さんらしいんだけど、これがわかるには
だいぶ番組を見ていただいてからになると思います(笑)。
「郵便ってね。出した人の気持ちを運ぶじゃないですか。
嬉しいことを知らせる時には、当然嬉しさが詰まってる。
悲しい知らせをしなければいけない時は、出す側もつらい。
間にいる郵便局の人間って、中身を見ることも知ることも
絶対できないけれど、常に
そういう気持ちが詰まっていることをわかっていないといけない。
見た目形は同じでも、気持ちが詰まっているってことをですね。」
飄々とした感じでおっしゃるんですけど、
深いことを言ってることが多いのでお話を聞いてて楽しいんです。
元々はレコード収集が趣味だったそうなのですが、
ある時、幼い甥っ子さんを喜ばせようと、
ヒーローキャラクターのイラストが描かれた
レコードジャケットを見せながら、そのレコードを聴かせている時
ジャケットを見ていた甥っ子さんに、ふと
「この後ろはどうなってるの?」と聴かれ
「ああ、フュギアがあったら後ろも見せてやれるのに。」と
思ったことが、おもちゃを集めるきっかけになったそうです。
最初は甥っ子さんを喜ばせるために、そのうち古い物を見た人が
「うわぁ懐かしい!これで子どもの頃よく遊んだんですよ。」と
キラキラした笑顔で喜んで、
その頃の話をしてくれる人を見るのが楽しくなって・・・
食う物も我慢してお小遣いをためて、
休みの日は人から人に聞いた情報をもとに出かけて行って
気がついたら4万点以上(笑)。
こんなお人柄の方が集めたコレクションです。
「一発目ですからね。」と若藤さんが超レアなものをご用意くださった。
さすがに、実物を店に持ってくることはできませんから写真で。
僕は、実物を秘密基地で拝見しているんですよ。
本郷猛、仮面ライダーに少年時代心奪われた人なら
やっぱり憧れのバイクじゃないですか?
仮面ライダーと言えば変身ベルトと「これ」でしょう!
特に1号ライダーのはインパクトが大きかった。
自転車で真似ようとした小学生いなかったですか?
僕は真似ようとした小学生の1人です。
ちなみに番組でまつむらさんが、このバイクに憧れた方(多分指揮者の佐渡裕さん)
が、自転車をデコレーションして・・・と言うエピソードを紹介していますが
まつむらさんが「バイク」と言ってる一部は「マフラー」に置き換えていただけると
話がスムーズになる箇所があります。
明朗快活な才媛なのにメカには弱い女性に、寛大な包容力でご理解賜れば幸いです。
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