Thinerのブロマガ

寄り海外向けを意識しだした攻殻機動隊 SAC_2045

2020/04/29 14:49 投稿

  • タグ:
  • アニメ
  • 批評
  • 感想
  • レビュー
  • 攻殻機動隊
注意:まだ全話見ていない状態での感想となります(中間の箸休め回の銀行強盗まで視聴)

ハリウッド映画化したからしょうがない傾向とはいえ、どうもアメリカチックだな
次世代の機械といえば量子コンピューターだが、その演算能力を持った新たなる人間が登場
通称ポストヒューマンが主なストーリー、次点が同時デフォルトの影響という経済的観点
今までの攻殻機動隊なら後者を主なストーリーにしていただろう
笑い男事件のような社会的現象を紐解いていくような話ではない

とはいえ攻殻機動隊のSFらしさは消えていない
その辺は上手く融合しているように感じる
ポリゴンの安さはともかく、決して手抜きをしているとは感じない
元々の設定として、電脳化で現代のような人間らしさが失われていくという事は誰しもが見ていて感じる事だとは思うが、それを極限まで突き詰めると化け物となる
ポストヒューマンとはよく言ったものだ
最大限の皮肉を感じる
今までも電脳閉殻症による高レベルな電脳ハックや攻性防壁は登場したわけだが、次世代はそれが量子コンピュータレベルで人間が出来るようになるということだ
この話はそういう人らの事件の解決や真相の究明だと思うが、アメリカはそれを利用する気しかないだろう

一方箸休め回の銀行強盗は電脳化すらしていない爺さん婆さんの犯罪である
珍しく一般人レベルの会話が楽しめるわけだが、25年ぶりの銀行強盗と相変わらず設定を活かした細かい話が出てくる
その辺をさらっと出して散りばめているのが世界観や歴史の考察を呼びユーザーの楽しみを増やすわけだ

しかし、ちょっと苦言を呈すが話が単純化してきていると感じる
今まで政治的に見えて私的な理由で犯罪が起きてきた回がある
SAC第2話の暴走の証明なんかがその典型
宗教的な理由で義体化できなく、死を間近にし戦車に電脳を積み込んで家族に復讐しにいく回(素子は戦車と繋がった時に、家族に見せびらかして想いを伝えたかったと感じたと示唆している)
これはこの世界観ならではの新たな社会問題を表現出来ておりかなり同情したが、今回はイマイチといった感じ
世界同時デフォルトを多少掘り下げてはいるとは思うが、主犯格が支店長に復讐したかった、それに踊らされて金がほしかった、スイスで安楽死したいがドルが死んでお金が足りないため急に便乗するなどちょっと無理のある展開
確かにメンバーの中ではバトーは適任だったが、感情だけでそれに乗っかっちゃったのも流石に都合よくキャラの性格を利用した感じもする

まぁSSSから14年ぶりだから雰囲気が変わるのは仕方ないのかもしれない
(Ariseはまた別)
久しぶりに復活したタイトルだと思ったら駄作だったというわけでもないから及第点ではある
アクション要素としてはVSポストヒューマンは、VS傀儡廻の人形よりスタイリッシュだ
ただ未知の敵と遭遇してパニックになるのではなく、ちゃんと冷静に分析し的確に戦うプロという要素をしっかり出している
ポリゴンのせいで叩かれ気味だが、見る価値はある

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事