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哲学随想を試しに書いてみる。31

2015/02/09 20:33 投稿

コメント:2

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  • 魔法少女まどか☆マギカ
  • 厨二病
『魔法少女まどか☆マギカ』に話を戻してみよう。

 最近よく言われる『厨二病』というスラングは、前回のロゴスとミュトスに基づく蔑称といえる。

 極論として言えば、要は、日々修行し信仰し考究する徳のある神職やお坊様や教師の言う
『命を大事に』も
 命の概念を知らない幼児や鸚鵡の口真似、はては悪人や嘘吐き詐欺師の言う欺瞞に満ちた
『命を大事に』も

 音声(形式)、としては同じでも、その中身(内容)が同じわけがない、ということなのだが、この両者と違うのは、中二病、と揶揄される少年少女の場合は、表現表出は拙くとも、時として先に見た概念、にちゃんと辿り着いている、という点である。
 以前に語った「花畑の少女」と、概念と化したまどかとほむらは同じものであり、実は、
「ヘウレーカ!」の叫びと共に我々は世界・宇宙・概念と一つになっているのである。

 そこのところは、現実そのものである理念(理想)や、そもそも現実と決して接することのない妄念(妄想)と、概念とが好対照を成すところである。

 精神は、現実から・・・妄想において乖離し、夢想において遊離し、幻想において浮遊し、空想において飛躍し、観想において接近し、感想において隣接し、理想において一致し、そして、概念…思想において、包括される。

 科学者は観察をもって、現象から概念というゴールを目指す(帰納する)が、哲学者は思索をもって、概念から現象というスタートに引き返す(演繹する)のである。

 理想・感想・観想・空想・幻想・夢想・空想・妄想・・・すべての「思想」がその大いなる思想である、概念、と現象現実との途上にある。


 喩えて言うなら、哲学とは、あの概念・神霊となってしまったまどかやほむらが、人間に戻っていく過程のようなものなのである。(逆もまた然り。科学やあの作中の魔法とは、人間が神霊とならんとするようなものなのである。)

コメント

ロランP
No.1 (2015/06/13 17:17)
中二病 について。
彼らは青春真っ只中なので青臭いことをよく言います。

しかし、大人は分かってても、言えないようなこととかも、
正しい意味でいったりする場合もありますよね。

でも、中二くらいの年齢だからと、揶揄される。

これは、人殺しと人徳者それぞれが、【人殺しは良くない】
って言った場合、前者は無視されて、公社は納得されるのと一緒で

一種の差別なのかもしれません。中二病だから、はいはいって流されてしまうという。
品陀リウキ (著者)
No.2 (2015/06/13 20:42)
 人殺しと人徳者の分け方は識別とか区別であって、差別ではないと思い
ますよ。
 14歳というのもなかなか精神的にかなりなターニングポイントなんです
が、社会的に侮られがちなのは惜しいなと思いますねー。
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