アメリカの大統領選挙は前半戦の山場であるスーパーチューズデーを迎えます。
トランプ候補が予想外の独走を続ける共和党ですが、ルール的な観点からこのスーパーチューズデーの見どころが三つあります。
50%の壁、20%(または15%)の壁、そして2位、3位の壁です。
共和党は、サウスカロライナ州を除いて、3月15日より前に行われる予備選挙と党員集会は比例配分にしなければならないと定めています。
しかし、スーパーチューズデーに予備選挙が行われる南部の州の多くは、この比例配分に例外を設けています。
多くの州は、州に割り当てられた代議員の数を、州全体の得票に応じて配分する分と連邦下院議員選挙区ごとに3人ずつ割り当てる分に分けています。
例えば代議員数50人のアラバマ州の場合、代議員の配分は、州に7つある連邦下院議員選挙区ごとに3人ずつの代議員、合計して21人と州全体の得票に応じて配分される代議員29人に
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