エイプリルフールも終わったはずの4月2日、自民党本部で原子力政策・需給問題等調査会が開かれた。
その場で、「エネルギーミックスに関する提言(案)」なるものが提案された。
内容は、ほとんどどうでもよいものだが、その中に1行、エネ庁や電力業界をはじめとする原子力ムラが、「自民党からお墨付きをもらった」と言いたいがための文言が忍ばせてあった。
「安価で安定的に供給されるベースロード電源の比率を国際的に遜色ない水準となるよう6割程度を確保すること」というものがそれだ。
しかも、朝8時から始まったこの会議に初めて提案されたものであるこの提言の内容が、8時前にNHKであたかも既定事実のように報じられていた。
会議の席上、多数の議員から、この「6割」という数字を落とすべきという意見が出された。
しかし、この提言からこの6という数字を落とせば、まったく意味のない提言になるわけで、原子力ムラに属する議員は必
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