自民党の行政改革推進本部の大きな仕事の中に、中長期の財政見通しをつくることと来年度の予算に向けた無駄撲滅があります。
政府は、国と地方を合わせた基礎的な財政収支の赤字を対GDP比で、2010年度と比較して2015年度に半減させ、2020年度には国と地方を合わせた基礎的財政収支を黒字化するという財政健全化目標を掲げています。
基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字とは、国債の利払いを除いた歳出を、国債を除く税収その他の歳入で賄えない部分をいいます。
2010年度の基礎的な財政収支の赤字は対GDPで6.6%でした。ですから、2015年度、つまり、来年度の基礎的な財政収支の赤字はGDP比で3.3%までに抑えなければなりません。
内閣府の試算によると、アベノミクスにより経済が好転すると、2015年度の基礎的財政収支の赤字は、3.2%になる、つまり目標は達成できることになっています。
しかし、
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