一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT)という団体がある。
開発途上国向けのワクチンや医薬品を開発するために、日本の製薬企業とゲイツ財団、そして日本政府が資金を提供して設立した組織だ。
目的は素晴らしい。しかし...
この組織を立ち上げるときに、そもそもまだ設立していない組織に拠出するための予算を財務省に説明するのは大変だからと、外務省(と厚労省)は、まず資金を国際機関に拠出することにして、そこからこの組織に資金を迂回させることにした。
紆余曲折を経てUNDPを経由させることになったらしいが、UNDPは迂回資金に協力するかわりに50%はUNDPに残せと言い出した。
すったもんだしたあげくUNDPの取り分は25%ということになったのだが、なぜ、25%をUNDPがとるのかと追及された外務省は、嘘をつき始めた。
開発された薬やワクチンを発展途上国の現場に使える形で持っていくためには費
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