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都知事選挙について その2

2014/01/16 18:42 投稿

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テレビ等で、「自民党が支持している舛添要一氏」という言及がある。

これは正しくない。自民党は2010年に舛添氏を除名している。

2010年4月22日、舛添要一参議院議員、自民党に離党届提出

2010年4月23日、舛添氏、「新党改革」結成を発表し、代表に就任。記者会見で「国民は自民党政権の復活を望んでいない」と自民党を批判。

2010年4月27日、自民党、党紀委員会において舛添要一氏の除名処分を決定。

党紀委員会は、園田博之代議士他四名については、離党を了承したが、舛添氏については下記の理由で除名とした。

「党が一致結束して今夏参議院議員通常選挙の必勝に全力で取り組んでいる時期に、新党結成に言及した上で今月二十三日、新党を結成してその代表に就任した。

また平成十九年の参議院議員通常選挙において、わが党の比例代表として当選した議員であり議員辞職して党に議席を戻す立場にいるにもかかわらず、議員辞職することなく今夏の参議院議員通常選挙において独自候補者の擁立を目指すことを表明するなどの反党行為は断じて容認することができない。

党紀委員会は、これらの行為を党則第九十七条一項一号及び党規律規約第九条一項一号の「党の規律を乱す行為」に該当すると認め、本処分が相当と判断した。」

2010年7月11日、参議院選挙において新党改革が候補者を擁立。

私は、谷垣総裁、大島幹事長のもと、この時の幹事長代理だった。

だから、今回の都知事選挙で自民党が舛添氏を支持かという報道が流れたときに、当時の執行部の一員として、幹事長室の会議において、党が除名した者を地方選挙とはいえ機関決定で支援するということはないですねという確認を求めた。

幹事長からは、全くそのとおりであって世の中に説明できないことはしないという回答があった。

某新聞が書くように、幹事長に「詰め寄ったり」したわけではないし、何かを「逆手に取った」わけではない。

その後、幹事長が自ら、党本部の役員連絡会で、除名された者の除名を取り消したり、選挙における支援を党本部が機関決定したりすることはないと発言された。

だから今回の都知事選挙で、自民党が舛添氏を支援しているという言い方は正しくない。自民党都連が何やらすることを決めたということはあるかもしれないが。

某朝日新聞が言うように、党議拘束がないから細川氏の応援ができると喜んだ「エネルギー政策議員連盟に参加する若手議員」がいるとは承知していない。

しかし、党が機関決定をしないとして喜ぶのは舛添氏を応援したい議員のほうだ。なぜならば、党が機関決定をするならば、除名した議員を支援してはいけないということになるはずだから。

メディアは、自分の書きたいストーリーに事実を押し込んで報道してはいけない。

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