7月17日、WHOは、ガーナ国内アシャンティ州で初めてマールブルグウイルス病の症例2例を確認した旨公表しました。

マールブルグウイルス病は、エボラ出血熱と同様に致死率が高い感染症で、主として感染者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染します。

1967年8月、当時の西ドイツのマールブルグとフランクフルト、およびユーゴスラビアのベオグラードでウガンダから輸入されたアフリカミドリザルの解剖を行ったり、血液に接触した研究職員、および片づけを行った者など合わせて25名が感染し、7名が死亡しまし、マールブルグ病(Marburg disease)と称されるようになりました。

別名ミドリザル出血熱(Vervet monkey hemorrhagic fever)とも呼ばれますが、マールブルグ病の発生にサルが関与したのはこの1967年の事例のみで、以後のアフリカでの発生ではサルとの接