サル痘の感染拡大がニュースにもなっています。
サル痘は、1970年に現在のコンゴ民主共和国で初めて確認されたサル痘ウイルスによる感染症で、カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリアなどの国々の風土病だと言われています。
日本では感染症法上の4類感染症に指定されていますが、発生したことはありません。
サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主だと考えられています。
天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患で、致死率は10%程度にもなると言われています。
潜伏期間は6日から2週間程度で、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどがあり、発熱後1日から3日で発疹が顔や四肢に出ます。
特に治療薬は無いため、治療は対症療法が中心です。
予防としては、症状のある人の飛沫・体液との接触を避け、石けんと水、アルコールでの手指の消毒を行うほか、サル痘を保有する可能性のあるげ
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