そこからソマリア沖を通って、アラビア海、インド洋に抜けるのがアジアとヨーロッパを結ぶ海上輸送の大動脈です。
毎年、日本に関係のある約2,000隻を含む、およそ20,000隻の世界の船舶がここを通過します。
この海域に面するソマリアは1990年代から内戦状態となり、生業であった魚の輸出ができなくなった漁民が困窮から海賊に転じることが増え、2007年頃から身代金の高さに目をつけた地方軍閥までが海賊を始めるようになりました。
2007年10月には日本の海運会社が運航するパナマ船籍のタンカーが乗っ取られ、身代金を支払って解放されるという事件が起き、2008年には4月、7月、8月と立て続けに日本の海運会社が運航する貨物船やタンカーが襲撃され、人質がとられ、身代金を支払って解放されるという事件が起きています。
こうしたことを受けて、20
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