2018年の各国のODA実績がOECDから公表されました。
今回から、OECD開発援助委員会(DAC)によるODAの計算方式が従来の支出純額を計上する方式から贈与相当額を計上する方式に変更されました。
これまでの純額方式では、援助供与国の支出総額から被援助国が援助供与国に返済した借款の貸付元本額を差し引いた金額が支出純額として計上されます。
今回から使われる贈与相当額計上方式では、借款の金利や返済期間などの供与条件の緩さを考慮して、贈与に相当すると認められる金額がODA実績として計上されます。
ODAを時代に合ったものに改善する、いわゆる「ODAの現代化」に関する議論の結果として新方式の導入が決定されました。
新方式は、日本のODAをより的確に評価できる方式だといえるでしょう。
金利や返済期間などの供与条件が緩い円借款の比重が大きい日本の場合、純額方式に比べて、新方式では2018年実績の場
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