年金事務所が「イロハ」で管理している情報は、事業所整理番号とよばれるものでカナ二文字から三文字で成り立っています。

例えばA年金事務所管内で、イトウ産業という会社が創業し、イロハ順でやる年金事務所に届け出を出したとしましょう。

会社名の最初の一文字である「イ」がまず、最初の記号になります。

そしてA年金事務所管内で、イから始まる会社の届け出の何番目かで次の二つのカナが決まります。

例えばイで始まる会社でA年金事務所に最初に届け出した会社はイイになり、二番目に届け出をした会社はイロ、以下順番にカナがふられていきます。

大正十四年からこの方式が始まったのではないかと推測されています。

今思えば、このカナを振る順番をアイウエオでやった年金事務所とイロハでやった事務所が混在したのが、運の尽きでした。

東京都や神奈川県などはイロハ順、埼玉県や静岡県はアイウエオとイロハが混在と聞きました。

混在してい