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一人旅 その5

2018/12/11 03:28 投稿

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かなり間隔が空いてしまいました。忘れてしまわれた方が大半かと思いますので、これまでの日程については以下の1~4をご拝読いただけますと幸いです。
http://ch.nicovideo.jp/tamuramaro/blomaga/ar1656675
http://ch.nicovideo.jp/tamuramaro/blomaga/ar1659110
http://ch.nicovideo.jp/tamuramaro/blomaga/ar1661140
http://ch.nicovideo.jp/tamuramaro/blomaga/ar1668043

とまぁ、これ以上延ばしたら記憶があいまいになりそうなので、そろそろ〆ようと思う次第です。又、これよりダイヤは割愛します、あしからず。

◎4日目 朝 素敵な朝食


7時過ぎ起床。髪を整えた後、朝食を摂りに行くと、フロントとの齟齬で自分の朝食時間が大分後になっていたらしい。困ったなと思ったが、御厚意によりすぐ食べさせてもらえた。


(素晴らしき朝食)

 惣菜メインのいかにも健康的な朝食。宍道湖名物のシジミの味噌汁も美味。

 奥のコップはあごだし。トビウオのことを山陰九州ではアゴというらしい。初めて知った。お吸い物に近い旨味のようでどこか違う、不思議な味だった。

 食べ終わり、支度を済ませて足早に旅館を後にした。外は快晴。これからがとても楽しみになる、そんな空だった。

◎玉造温泉⇒松江~松江しんじ湖温泉 いざ一畑電車へ

 朝でもうだるような暑さに襲われながら、最寄りの玉造温泉駅目指して、キャリーケース1つ曳きながらひた進む。

 道中、山の裾野に水田、瓦屋根の家がちらほら、といった風景が一帯に広がっていた。

 米は実りの季節。折しも台風が被害を与え続けていた頃だったこともあり、このまま無事に収穫されることを祈りつつ、歩を進めた。

(豊穣の稲穂と伯耆・出雲の山々)

 思った以上に観光客が待っていた駅内。汗をぬぐいながら電車に乗り、程なくして松江に到着した。

 実は山陰を旅のメインに据えていた。関西や九州をメインにするより面白いかもしれないと思ったためだ。その目玉は一畑電車と出雲大社。一畑電車は島根にある私鉄で、宍道湖と出雲の山々を望む風光明媚な路線であり、出雲大社へのアクセスとしても重要な路線。山陰に行った際には、出雲大社参詣に併せて乗ろうと決めていたため、自然と予定は決まっていった。

 松江駅から一畑電車の始発駅、松江しんじ湖温泉駅までのバスの途上、松江城を望む。遠目であり、中々シャッターチャンスは来ず無念。今度来る際はもっとゆっくり沢山の名勝を訪れたいと思った。

(←遠目から。→近影。木が…)

◎一畑電車 松江しんじ湖温泉⇒川跡⇒出雲大社前 大社参詣


 さて、松江しんじ湖温泉に着いた訳だが、ダイヤが思った以上にスカスカ。事前調べをあまりしなかったツケが来てしまった。でもそんな行き当たりばったりなのが好きだったりする。寝ぼけまなこをこすりながら次の電車を待つ。

 一畑電車。100年を越える長い歴史があり、早くから電化された由緒ある地方私鉄である。数年前に映画のロケも行われ、その際に最古級の電車、デハ二50型が動いた。現在、残存するデハ二50型2両は雲州平田駅と出雲大社前駅に1両ずつ保存されている。これを観覧することも目的の一つ。

 電車が来たと思ったら、自転車を乗り入れる家族連れが。全国でも珍しい、自転車をそのまま乗り入れられるようになっているのだ。見慣れない光景に驚いている間に、ドアは閉まり、ゆったりと電車は進みはじめた。


↑こちらは新型車両。デハ二50型ではありません

 宍道湖を望みながら、山肌を縫うように単線は続いていた。私にとって本州の景色全てが風光明媚。しかしここにきて眠気が限界に達し、少し寝入ってしまった。…気づいたら1駅チェックし忘れていた。戻る訳にも行かずガッカリしたが、それでも又来る理由が出来たと好意的に思うことにした。

 大社に行くには一度川跡駅でワンマンディーゼルカーに乗り換えねばならない。そこで出会ったのがしまねっこ列車。ゆるキャラと記念撮影出来たりする車両。まぁそんな自撮り写真を撮る勇気は無く、淡々と大社に向かうのだった。

 出雲大社前駅。そこでデハ二50型がお出迎え。帰りのダイヤを確認後、駅舎を出て車両見学へ。

外観。歴史を感じる佇まい

運転台

車内

案内。奥にあるのがしまねっこ列車

 映画撮影用に改修した後の姿とはいえ、これが90年以上前から走った老列車。何とも言えないノスタルジーにしばし感動。

 さて車内見学を終え大社に向かう訳だが、そこを襲うはうだるような暑さ。さらに只管上り坂。ここ数日の旅の疲れと共に足取りもどんどん重くなるが、参らずに帰れない。キャリーケースを手持ちにして、道を進む。そして眼前に現れた荘厳な社。一寸の身震いの後、手を清め、一つ願いを込めて拝礼。写真1つ撮って後にした。帰路、元祖横綱・野見宿禰神社を見学。

晴天にも恵まれた参拝。しかしながら暑い暑い…。

◎出雲大社前⇒川跡⇒電鉄出雲市 大社を後に目指すは


 大社を後に、少しお土産を買った後、再び一畑電車へ。

 汗がとても気になったが、もうしょうがないと割り切っていた。この後の予定を考えながら、程なくして出雲市駅へ到着。

◎出雲市⇒益田 快調連絡、山と海


 駅舎で火照った体を冷ましながら快速待ち。程なくして列車到着、益田へ一路歩を進める。

 流石に快速、電化区間は過ぎるも快調に山陰の海岸線を進み、益田到着。ここで足を止めるかどうか迷った挙句、出した答えは旅続行。そして乗る列車は山陰本線下関行。唯一にして最終の直通列車である。

◎益田⇒下関 長大ワンマン列車で悲喜こもごも



益田駅。レトロな感じがgood。

 いざ意を決して乗り込んだ益田から唯一の下関行。

 日が傾いていたこともあり期待していた車窓の景色。沈みゆく太陽に黄泉を連想した古代の人々の気持ち…。それを拝むことができた。





 …感傷に浸りながら鞄を探る中、とんでもないトラブル発生。

 切符がない!
 
 しまっていたところに無い。座席の下など探すも見つからず、周りの人もおらず軽く絶望した。おろおろするばかりで挙動不審に。

 益田駅の改札は通っていた。だからホーム構内のどこかで落としちゃったのか…。

 一つ、また一つ駅を過ぎていく。空もどんどん黒に染まっていく。焦燥感、諦め、さまざまな感情が入り乱れて混乱する。

 切符はそれまで命同然であった。それだけに大切にしまっていたはずだったのに…。あきらめきれず、ワンマンの座席が手で持ち上げられることを知っていた為グイと上げてみるとそこに・・・

 切符、ありました。


 胸をなでおろし、挙動不審さはここにおさまったのでした…。気づいたら夜はとっくに更け、長門市を過ぎ、一路長州の山中に列車はひた進んでいたのだった。

◎下関⇒小倉 若干の不安

 
 下関に入るとやはり都会に来た感はある。段々町は明るくなり、2時間半にも及ぶ片道列車、ついに到着。もう22時過ぎ。

 乗り換えはホーム跨ぎで時間が無く、走って小倉行に乗車。

 周りはぐったりした会社員か酔っ払いといった感じ。不安で眠気がどこかに行ってしまった。トンネルをくぐり、程なく小倉に到着。ついに九州上陸である。

◎小倉 ゲストハウスとラーメン


 小倉駅でタクシーを捕まえ、宿の場所へ行く。しかしその途上はどう見ても歓楽街。若干北九州の黒い部分に足を踏み入れながらも、コンビニが見えると何故かほっとした。その傍にゲストハウスはあった。

 益田下関間で無駄に疲れた為か体は飯と休息を同時に欲していた。宿のロビーは外国語が飛び交っていて交われる気がしなかったため、大学時代一度来て以来のラーメンを食べることにした。



ザ・とんこつ。

 珍しく、替え玉制ではなく大盛制のお店で、当然(?)大盛を頂いた。久々の塩辛いスープに硬い細麺。腹に沁みた。…うまかった。

 その後はゲストハウスに戻り、一っ風呂浴びた後床に就いた。


その6(最終回)に続く…




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