いよいよ10月に伊勢の神宮にて20年に一度の遷宮が行われます。
みなさんは、”お伊勢さん”に行ったことはありますか?
運営です。
一般には伊勢神宮と呼ばれていますが、正式名称は「神宮」です。
なので当番組では、他の神社と区別するため、「伊勢の神宮」と呼んでいます。
※番組のバナーなどは、わかりやすく伝えたいからあえて
「伊勢神宮」と表示しています。
持統天皇の690年以来、62回目を迎える式年遷宮となります。
10月2日、5日には神殿にご神体を迎える遷御
(せんぎょ、神霊または神社を他所に移すこと)が行われます。
式年遷宮によって、社殿だけでなく、装飾品、調度品など
神事に関わるすべてが新調されます。
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話は変わりますが、経済学、社会学の中でコンドラチェフサイクル
というのがあります。
50−60年周期のサイクルで景気の大きな循環があるというものです。
人は自分のオヤジの失敗というのは覚えているものですが、
おじいちゃんの失敗というのは知らないので恐慌や暴落に
突っ込んでしまうものです。
「人生でこんなでかい失敗はじめてだよ、
そんな昔にあったことは聞いてはいたが、
まさかここで自分が・・・とほほ。」
これが大きなサイクルの危うさです。
60年前現役だった人が引退していると、こんなことがおきます。
寿命が延びてきたのでこのサイクルは大きくなると思われますが、
忘れた頃に穴に落ち込んで大きなものを喪失するのが
人類というモノです。
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話は戻りますが、この点、伊勢の神宮の式年遷宮は20年です。
これを決めた日本人はエライですね。
今よりもっと寿命が短い時代に、考えられた知恵です。
20年で新しいものに入れ替えるってもったいない、
と思われるかも知れませんが、ここがキモなんですね。
60年前のお祭りなら、
「あれ、もう誰もやったことないよ、やった人はみんな死んじゃってるよ」
となってしまいますが、
20年前なら現役でやったことのある人が弟子や子孫に伝えられます。
20年周期だから大工や技能士の技術が正確無比に継承されます。
また、神宮で使ったものは、まだ使えるうちにリサイクルしていきます。
これがギリシャ神殿なんかと違う、
世界に誇る生き続ける日本の文化なんです。
さて、竹田恒泰チャンネルでは、特番として
「伊勢の神宮論」について語っていただきます。
日本文化の神髄を学ぶ機会です。
9月11日(水曜)20時から
10月の遷宮前に国民として、伊勢についていっしょに学びましょう。
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