竹田恒泰
    ブロマガ「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」   ▼第19号 
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                       平成25年4月30日                         
天皇陛下の祈りと安倍首相の決意
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■生放送告知

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※竹田恒泰チャンネル運営です。
 
 今回は、先日の生放送より、硫黄島に関するトピックをご紹介致します。
 硫黄島については映画等にもなっておりご存知の方も多いと思いますが、
 今回の竹田先生のお話は、とても大切なことを仰っておりますので、
 皆さまと共有したいと思います。
 
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(転載はじめ)

▼『産経新聞』 2013.4.22
遺骨収集へ硫黄島滑走路移設 硫黄島政府、来年度にも着手

政府は、先の大戦の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の
自衛隊基地の滑走路下にある戦没者の遺骨収容に向け、
平成26年度にも滑走路移設に着手する方向で調整を始めた。
近く具体的な工程表づくりに入る。多くの遺骨が埋まっているとされ、
遺族らが収容を長年要望してきた。政府関係者が21日、明らかにした。

滑走路移設には10年で200億~300億円程度の予算が必要とみられている。
首相は14日の硫黄島諮問前に自民党議員と会談し
「換算すれば年間約30億円で済む」と述べた。
訪問時には官邸主導で遺骨帰還事業を加速させる考えを表明した。

厚生労働省や防衛省、総務省など関係省庁は調整をスタートさせ、
新たな滑走路の設計図や遺骨収容計画を盛り込んだ工程表を
早急に作成することを確認した。予算を抑えるため、
現在の滑走路の一部を利用して代替滑走路をつくる案を軸に検討している。

硫黄島では滑走路下の一部で遺骨の有無を調べるレーダー探査が始まっている。
25年度中に調査を終え、作業を始めるのは翌26年度となる見通しだ。

硫黄島で戦没した日本兵約2万2千人のうち、遺骨の収容は約1万柱にとどまっている。
遺族によると、滑走路下には「2千~3千柱の遺骨が埋まっている可能性が高い」
との生還者の証言がある。

滑走路は米軍が島での戦闘が終了した後に敷設し、
日本返還後は自衛隊が引き継ぎ使用している。

(転載おわり)

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硫黄島と言えばです。硫黄島の戦い。
大激戦地でした。

たくさんの方が亡くなりました。日本兵が22,000人。
生還率が4%ですから、22,000人は死にました。
硫黄島に行った人はほとんど生きて帰って来ることはできなかった・・・。

安倍さんが硫黄島に慰霊に行きましたね。

栗林中将が最後の反抗をするまで、
アメリカは最初3日間で落ちると思っていたのです。
ちっちゃな島ですよ、硫黄島は。
3日間で落ちると想定していた。

ところが攻めてみると1ヶ月以上かかったわけです。
大体アメリカは人が死なないと思っていたけれど
いっぱい死んでしまいました。
死傷者の数だけでみると、アメリカ軍の方が損耗が大きいんです。
死傷者の数は日本よりもアメリカの方が出たのです、死傷者の数は。

日本側は全滅しているんですよ。
それでいて、日本よりアメリカの方が戦死者は多い。
とても不思議な戦いだった。
向こうは、110,000人で取り囲んだんですよ。
取り囲まれた日本人は20,000人です。
取り囲んだのは110,000人です。
でも死傷者はアメリカの方がたくさん出たのです。

要は、日本人の戦い方ということですが、
アメリカ人からしたら、硫黄島の戦いで
「日本人はヤバい・・・」と思ったのですね。
この人達、本気になると何するかわからない。
この人達、怒ると何するかわからない。
日本人ヤバいわ・・・、そういう感覚を抱いたみたいです。